(日本は残念ながらすっかり「仮装社会」になってしまった。でもそれを嘆くより自分の人生を考えた方がよい。こうなってはなかなかすぐに改善することは難しい。一つ一つ整理をしながら考えてみたいと思う。)

選挙制度はすっかり壊れてしまった。投票に行っても「自分の代わりに代議士になってくれる人」を探すことはできない。自民党一人、野党二人ぐらいが立候補しているだけだから、「人」を選ぶのは無理なのだ。

小選挙区にしたのは議員が楽なためだ。比例代表制があって選挙で落ちた人が議員になり、それを決めた政党が比例区で復活当選した人を除名したりしている。

それに議員はほとんどが「二世議員」で親が議員でなければ政治ができない時代になった。つまり封建制へ戻っている。「一票の重み」などは使用末端だ。選挙自体が意味がなくなっている。

選挙に行くかどうかは権利であって義務ではない。まずは選挙に行かないことだ。無意味な選挙には行かないというのも立派な意思表示だから。選挙に行く時間はもったいない。国民はそこまで追い詰められているが、まだ政治家も評論家もマスコミも理解していない。

(平成27719日)