世論調査を見ると、人生で最も大切なのは、政治でも経済でもなく、「家族」と答える人が60%にも及んでいる。確かに家族の大切さは身をもって感じている人が多いだろう。
それにもかかわらず教育では「家族の大切さ」を教えることが「禁じられている」。先生は、子供に家族のこと、お父さんのこと、兄弟のことを聞くことも許されず、夫婦相和し、兄弟仲良くということを教えることもできない。個人の次は日本となっていて、その間は完全に抜けている。
家族は一緒に生活をする。それで大切なのは「愛と我慢」であることもまた、誰でも知っている。世代が違い、性別の違う人の集まりだから、意見が合うはずもない。でも、その中で一人一人が相手を愛し、相手の考えや行動が自分と違っても我慢し、年老いた人には「自分の未来」を考え、赤ちゃんには「自分の過去」を思う心が家族である。
教育で家族の大切さを教えよう。そして何を教えるか、どういう家族が望ましいか、まずはそこから議論を開始しよう!! 特に男性は家族の大切さをよくわかっていない。また女性は男性が社会で働くことの辛さをよくわかっていない。それもまずは相互理解しなければならない。
(平成27年3月26日)