日本国憲法第21条「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」
私は日本が報道の自由があった頃に帰りたい。テレ朝の古賀、古館の争いもあったし、NHKの奇妙な人事もあったが、人事は別の理由の場合もある。
そこで、確実なところをまずはやってもらいたい。最初にテレ朝ではなく、やはりNHKだ。
1) 表紙にあるようにBBCの福島の映像からNHK版だけは福島3号機の爆発映像を抜き取った理由。
2) 福島1号機の爆発直後には「一般公衆の被曝限度は1年1ミリ」とアナウンサーが明確に言った(私の著書にある)のに、途中で言わなくなった理由。
3) 福島の風向きを「風向計が故障していた」として2週間後から放送を始めた理由(気象庁はIAEAに風向きを報告していた)
報道の自由を取り戻すためにはまずNHKが「自ら判断して報道を自主規制した」という理由を「報道機関として自らの報道で示す」ことは必須である。
事故当時はパニックといういいわけがあったが、今はすでにない。NHKこそが報道の自由を回復するために、事実をそのまま報道しなければならない。そうでないと国民から受信料を取っているのは詐欺になるだろう。
政府に憲法を無視する権限は与えていないし、NHKに報道の自由を自主規制することも許されていない。
(平成27年3月29日)