名古屋市アドバイザーになったときに、環境局の人から「市長の実家はリサイクル業ですが、先生、リサイクルに反対して良いのですか?」

禁煙に疑問を呈していた頃、「先生はタバコを吸わないのに、なぜ禁煙に反対しているのですか?」

市の業務も禁煙も「正義」に基づいて行われている。その正義とは自分の立ち位置によって変わるのか? 自分がタバコを吸っているかどうかで禁煙に対する意見が違うような人が誠実なのか??

先日、あるテレビ局で間違いがあった。私は「こんな基本的なことをここで訂正したらテレビ局のメンツがつぶれるだろう」と思って一瞬、言うのを躊躇したが、「事実を伝える報道ということから、メンツより正しい情報を伝えようとするのが良いテレビ局だ」と考え直して、「それは間違っているのではないか」と指摘した。

私より公、それを貫くことは社会に身を置く自分として結構、大変だ。でも、それが日本を繁栄させ、私たち大人の子供に対する責任と思う。だから私は明治天皇のお言葉をいつも引用している。

「万機、公論に決すべし」・・・明るくなるだろうな! 食べるのに苦労していないのだから、せめて正直に誠実に・・・

(この記事は音声が主体です。平成27313日)