中国人は自分勝手でウソを言うとよく言われることがある。その理由として、「中国では国の言うことなどを信用しているとひどい目に遭うという歴史があるから」とされていた。それに対して日本は「民のかまどは賑わいにけり」でわかるように、天皇陛下から、殿様、武士に至るまで「国民のこと」を第一に考える道徳があった。

20153月。原発事故から4年を経て、東電が「実はストロンチウムがズッと海に流れていた。それを知っていたが言わなかった」と発表し、多くの人に衝撃を受けた。

私が知っているある大手の会社の社長が会うなり「先生、あれ本当ですか。まさか・・・」と言われました。保守的な日本人で体制を常に支持してきたその人にとっては、東電が重要な情報を4年も隠し、おそらくはそれを知っていたと思われる政府も黙っていたことに衝撃を受けたのだ。自分もだまされた!というわけだ。

(ここからは要部のみ)

「偉い人は偉い」という日本の文化は終わったか、一時休止した。

でも、それではいけない。「知識のある分だけ、人格も高い」という人間を育てる必要がある。

そのためには初等中等教育では、親が結果に責任をもつことが最も大切で、小学校に上がる前、思春期の前には「学校で学ぶ姿勢」を親が責任をもって行い、それがない子供は家庭で教育するようにすることが第一だ。学問や知識より人間としての行動をとれることだから。

また、大学受験を全廃し、「問われた答えを、教えてもらった中から探す」というやり方をなくし、東大を廃止しないと立ち直ることはできない。

(平成27312日)