日本社会というのはとても奇妙なクセを持っています。それは「今まで***だ」とみんなが言っていたのに、なにか小さなことがあると、今度は、みんなが皆、「これが正しい」と180度変わってしまうということです。

最近では白鵬の審判批判がそうで、白鵬の相撲を見ると、「日本人ってひどいな」と思ってきました。取り組みの前、白鵬の相手に大きな応援をして、万が一、白鵬が負けると一段と大きな歓声をあげる・・・これが外国人に対する日本人の礼儀かと思うほどです。

それを白鵬はジッと我慢してきました。そして33回の優勝をして少し気が緩んだのでしょう。審判に対して批判をしました。それをまた日本人は全員で罵倒するのです。私に言わせれば、白鵬の相撲の前後の日本人の態度、そのものがルール違反です。どの国の人でも相撲界に受け入れているのですから、フェアーに応援しなければならず、フェアーというのはルールの基本です。

ところで、リサイクル、温暖化などと同じく、「減塩食」、「たばこ」、「野菜」、そして「植物油」などが健康関係でも大きな錯覚のあるものです。ここでは植物油の研究データを表紙に示しました。日本油脂学会などでは膨大な研究が行われていて、人間の手で加工された多くの油脂が、動物油に対しても害を示すことが示されています。

ここでは、とくに菜種油や水素を添加した油などに危険が見られます。表紙に示したグラフはラットの実験で(奥村先生のご著書から)、大豆油のように伝統的に使用している植物油を与えたラットの寿命が500日ぐらいのに対して、以前から疑問が呈されているカノーラ菜種油では300日とはっきりと毒性を示しています。

この他にも実験的に危険である可能性が示されているのは水添大豆油(大豆油の不飽和部分を水素を使って飽和にしたもの)やマーガリンなどがあります。また一般的に「動物の油より植物の油が良い」と思われていますが、そうではなく「自然界にあって昔から食用に使われている油は、動物でも植物でもあまり問題はないが、人工的に加工したものや、特殊な遺伝子で栽培したものは危険である可能性が高い」といえるでしょう。

最近の「危険なもの」とか「栄養」という時には、誰かが合理的ではない話をして、それをマスコミが宣伝し、いつの間にか真逆なことが正しいこととして定着するということに注意が必要です。食用油についてはまた機会を見て細かく整理します。

(平成2727日)