JR東日本が20141220日、「記念スイカ」のカードを東京駅で発売しようとしたら、9000人の人が集まり、午前8時だった販売開始時間を前倒しし、714分から売り出したが混乱したので、940分に予定の約半分を販売したところで打ち切った。

購入できなかった人は「納得いかない」「割り込みがあった」と怒声を発し、100人を超える人が駅員を取り囲み、混乱は3時間以上続いた。

これに対して、記事は不満を持っていた人にインタビューをして、「「きちんと待っていた人が買えないなんて納得できない」と怒りをあらわに」とか、「JRはでたらめ。『客が混乱したから販売を中止した』とまるで自分たちのせいではない感じで許せない」と吐き捨てた」とJR東日本が悪いように書いた。私はJRに良い感情は持っていないが、日本文化を大切にする私は、この事件はJRの問題ではなく、日本人の中華化であると思う。

東北大震災のときにコンビニのおにぎりを買うために静かに並んだ住民は、まさに「日本文化は世界に誇るものである」ことを示し、それは多くの日本人の心を打ち、マスコミも評価した。反日運動が広がりを見せる中国、韓国が嫌いな日本人は、「日本人は礼儀正しく、集団でも規律を守る。それに対して・・・」と騒ぐことが多い中国人、韓国人を批判することも多い。

多くの日本人がJRにも不備はあったかも知れないが、もともと限定された枚数であることはわかっているのだし、「前日に並ばないでください」と注意書きがあるだけで、「前日に並んだ人には売らない」とまではしていない。ニートだと自称する人が「始発の電車で来たのに買えないのは納得できない」と息巻いていて、テレビではあたかもその人が「正しい日本文化にそって行動している」というような映像であり、コメンテーターも同調していた。

私なら「本人にとっては大切なものかも知れないが、生命財産に直接関係のない「記念カード」を買いに行って販売数より集まった人数が多いからといってJRに詰め寄るとは情けない。日本人の風上にも置けない人たちだった」とコメントする。

「記念カードの販売」は「イベント」ではない。基本はJRの切符やカードと同様に窓口販売になると思うのが普通で、冬の販売だから「万が一」人気があって並ぶようなことがあれば寒いからその準備も必要だ。

JR側も丁寧な扱いは必要だが、買いに行った日本人も節度ある礼儀正しい態度で、駅は乗降する人が大切だから、ロープなどがなくても(切符やカードを売るところはどこもロープはない。それが日本人の誇りだ)、自分たちで東京駅を利用する人に邪魔にならないようにお互いに列を作り、もし列を乱す人がいたら警備員ではなく並んだ人が相互に注意して整然と並んで欲しかった。

もしかすると騒いだ人は日本人ではないかも知れないし、カードを買いに来て騒いだ人は記念のためではなく転売して利益をあげようとしているのではないか?

それにしても、大新聞の記者は「ダブルスタンダード」どころか、「マルチスタンダード」で、ある時には一見して弱い方(今回)、ある時には大勢の方(「みんなが言っているから」のSTAP事件)、そしてある時には強い方(北朝鮮の原爆実験。アメリカ1054回、北朝鮮3回でアメリカを非難せず、北朝鮮を非難。イラクのフセイン大統領も同じくアメリカのブッシュ大統領を批判せず)と自分が良い子に見える方を選び、そしてそれにあとで論理を被せる。

記念カードの事件は「中華化した日本人」、「情けない日本人」、「礼儀を失って居丈高になった日本人」を見る思いをして、日本を大切にしていた私にとって残念だったが、今日のNHKもそれを助長する映像と解説だった。これでは日本の公共放送とは言えない。

(平成261221日)