データはかなり衝撃的だった。科学的に言えば「衝撃的」というより、「なるほど、これまで医学会やNHKが報道してきたことは、なんの根拠もなかったのだな」とわかったと言ったほうが良いだろう。

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このグラフは「健康な女性のコレステロール」の値である。50歳のところを見ると、コレステロールが40の人もいれば240の人もいる。その人たちはやや体質的に特殊だとしても、多くの人が80から160の範囲にある。でも、このグラフの点はすべて「健康な50歳代の女性」である。

また、年齢によって少しずつコレステロールの値が増えていることもわかる。もちろん女性の体も子供を産む時代から熟年になれば「それにふさわしい適正な体」に変化していくのは当然で、年齢が変わっても体が変わらない方が良いなどとい

うことは生物学的にも人間の生理学でもありえない。

まして血圧の方は、測定の時間、測定の方法や場所で、おおよそ20ぐらいは違う。だから、私たちが本当に健康を考えた時に、どうするかむつかしい。まして降圧剤は副作用も強く、できれば使いたくないので、「本当は正常なのに、薬を売りたいとか、医者が責任を取らされる」ということで降圧剤を飲むのは嫌だ。

解決方法は医学会の方で出して欲しいが、それまでは、自分で血圧を計り、(できれば20歳ぐらいから計り、それを蓄積して整理して自分の「健康な時の血圧」を把握し、年齢とともに変化があるか、その変化は通常の変化(血管が硬くなるにつれて正常に血圧があがる)かどうか、そして最後は、血液の循環に重きを置くか、それとも少しはボケても安全サイドで行くか、自分の人生観を決めるのが良いだろう。

私自身は1ヶ月に一度ぐらい、簡単な血圧計で自宅で計り、自分の本来の血圧、130から140の範囲なら良いとしている。醤油や油は過度にならないようにはしているが、自分の好みで使っている。塩分で制限するので繁華う、血圧(アウトプット)で制限するべきだと思っている。

(音声で「正常な血圧」、「コレステロール値の上限」などが本当にあるのか、高血圧学会と日本ドック学会の基準の違いと争いについて、その解釈をしておきたいと思います。 このブログはあくまで「人を非難する」というのが目的ではなく、私たちの生活や人生を送る上での整理をするものです。)

(平成261130日)