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人という生物が生き物全体の命を救おうとしている。それは間違いない。かつて空気中にあり、生命を保ってきた二酸化炭素が少しずつ地中に溜まって石油や石炭になってきた。そしてもう少しで空気中の二酸化炭素がなくなって、地球の全ての命の終わりがきそうな時に、人間が登場して地下から石油や石炭を掘り、二酸化炭素に戻して、今、再びいのち輝く地球を取り戻そうとしている。

かつて95%もあった空気中の二酸化炭素は、0.04%に減ってしまったけれど、これを1%ぐらいまでは増やしたいものだ。その時、なにか地球に変化が起こるだろうか? 人によっては地球の気温が上がるというけれど、二酸化炭素が減る方は未知のことだから心配だけれど、増える方は「いつか来た道」だから過去を調べればわかる。

温暖化を心配する人の試算では二酸化炭素は、今後の100年間で0.01%増えて、0.05%になるという。大雑把に見ると、恐竜が栄えていたころ、地球はまことに正常で生物が繁栄していたが、その頃の二酸化炭素は1%から数%とされているので、0.01%ぐらい増えても特に変化はないだろう。

もう少し精密に見ると、0.05%ぐらいだったのは今から40万年ほど前で、もちろん人類は誕生していて、気温も現在とほとんど変化はない。未知のことなら心配もしなければならないけれど、「いつか来た道」なので、二酸化炭素が少しぐらい変化しても命に良いことはあっても悪いことはないはずである。

(平成261017日)