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さて、血圧、コレステロール、ストレスと進み、健康と長寿に関係するもので残されたものは、感染症(肺炎、インフルエンザ)や糖尿、ガンなどだが、それは少し後にして、ここで中間まとめとして、いったい、人間の健康や寿命を決めるのは何であるかを少し深く考えてみたい。

 

一つ一つのことは少しずつ詳しく考えていくことにして、まずは全体像を俯瞰してみる。まずは「運命的なもの」があり、個人としてはやや改善しにくいものだ。その一つに「人間の体の大きさ」、「人間の頭脳のビット数」などがあり、これは動物全体で強い相関関係が認められている。

 

【運命的なもの】
1) 体の大きさ
2) 動く程度
3) 頭脳の大きさ(ビット数)
4) 運不運
5) 遺伝気質・体質
6) 病院が近くにあるか

 

次に、人間の集団性にかかわる病気、寿命がある。このことはまだ医療分野ではほとんど研究が進んでいないので、多くの方がピンと来ないようだが、まずは「人間の健康は集団性に関係がある」ということを考えるきっかけになって欲しいを思っている。

 

【集団性】
6) どのような社会に属するか 
7) 社会に貢献しているか
8) 好かれているか(デディケーション)
9) 異性がいるか
10
) 体を若くたもっているか
11
) 心を若くたもっているか

 

動物ではすでに深く研究され、集団性の動物は集団に役立たなくなると、個体の健康に問題がなくても死ぬことが知られている。「子供を持つ、集団に役立つ」ことが歓迎され、それが(ここは推定だが)免疫系を活発にし、体の防衛のシステムが働くと考えられる。

 

「好かれている」というのは「怒りっぽいと病気になる」というのと表裏一体で、体や心を若く保つことも集団として望ましい方向である。

 

【個人の体の健康】
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) 食事に注意しているか
13
) 軽い運動をしているか(辛い思い、重労働、エアコンのない生活)
14
) 被曝に注意しているか
15
) 一日7時間横になっているか(睡眠)
16
) 朝日に全身を当てているか

 

集団性と健康に比べれば、個人の体を健康に保つ方法は繰り返し説明されている。現在の厚労省の政策や各医学会の議論も、人間の健康のうち、個人の体の健康だけに偏していると考えられる。

 

【個人の心の健康】
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) すっきりした部屋で生活しているか
18
) 適度に悪いことをしているか(お酒も含め)
19
) 怒りっぽいか穏やかか
20
) あきらめて、かつ張り切っているか
21
) お風呂にゆっくり入る(熱いか微温いかは善し悪し)

 

そして最後に個人の心の健康を保つことが大切で、ごく最近、これも健康に大切なことだということが一般的になり、それが「ストレス解消」とそれに伴う「免疫系の活性」などが期待されている。

 

いずれにしても、今回のまとめでは「これまで「こうしたら健康だ」という項目は人間の健康や寿命のごく一部にしか過ぎない」ということ、そして、私たちは「健康と寿命」ということから、人生全体を見渡してみたいと思う。

 

そして最後に、人生の長さとは、(楽しい時間)の長さであり、眠っている時間も、つまらない時間も、健康だけを考えて我慢している時間も、人生の時間から引き算する必要があることに注意したいと思います。

 

楽しい時間 60年間
人生の時間 80年間だけれど、そのうち40年は辛い人生だった
と言う場合、60年間の人生を送った人の方が長寿とも言える。

 

(平成2659日)