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先日、「IPCC(地球温暖化政府間パネル)が、世界の気象学者に「最近、15年間、まったく気温が上がっていない」という事実を隠すように強力に働きかけた」というニュースが世界を駆け巡った。

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事実は、渡辺正教授が北海道新聞に掲載したこの図の通りだ。最近、15年間、CO2はかなり増えているけれど、世界の気温は全く上昇していない。このようなデータがあるのに、「最近、温暖化したので、異常気象が増えた」などというのは、文科系の人ならともかく、理科系で科学を志している人が言うはずもないが、利権サイドから強力な圧力がかかっている。

IPCCが隠蔽を働きかけたというニュースは9月中旬だったから、NHKや読売新聞などの日本のマスコミは知らぬはずはない。しかし、マスコミも販売数や視聴率を上げるために、国民に事実を知らせようとする態度は見られない。

確かに温暖化の利権はすごい。日本だけで年間3兆円はあると言われ、その恩恵にあずかる人が1万人とすると一人あたり1年で3億円の利権だから、その力が強いことは当然である。利権の中心は環境省だ。

日本ではIPCCの報告書を読売新聞が一面トップにあげるという状態が続いているが、一体、その人達の人生というのは何なのだろうか??

それにしても、渡辺先生のご努力、正しい情報を掲載した北海道新聞、やはり日本社会にも「正義」や「良心」は残っていることがうれしい。(環境省や読売新聞に良心的な科学者はいないのか?)

(平成251022日)