人間は未来が心配になる生物で、あるときには「もうすぐこの世が終わりになり、神様の裁きを受ける」と本当に信じられた時もあったし、ごく最近も2012年6月9日にマヤ終末が来るはずだった。
確かに2600万年ごとに巨大隕石が落ちてくるのだから、突如として人類が滅亡する日は来るだろう。普通に考えると、3000年後の氷期の到来、5000万年後のCO2喪失による生物全滅などが隕石より早いと計算される。
もっと身近なのが「温暖化地獄」で、今から24年ほど前から、NASAのハンセン、日本の東大教授、そしてNHKなどがくり返し言ってきたことだ。でも、その少し前にはやったのが下の絵だ。
地球はまもなく寒冷期を迎える。そうなると家々は氷に覆われ、都市はドームで囲われてその中で住むことになるだろう。食料はほとんど取れず、多くの人が餓死する・・・今では誰も信じないが、40年ほど前まで「寒冷化に備えて、寒冷地に強い食物の栽培」が真剣に行われていた。
人間には知恵がある。自然には回復力がある。次々と繰り出される「未来への恐怖」に左右されないで、楽しく人生を送りたいものである。
私は「今日も朝」というモットーのもとで生きている。朝、布団の上で目が覚めると、「ああ、こんな私にも今日が来た。感謝しなければならない。今日一日、一所懸命、生きていこう!」
(平成25年10月10日)