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このシリーズに「芋づる」というのがついていますが、「悪いことをバッシングする」より「良いところを引き上げる」ということの方が効果があることがあります。その試みの一つです。

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「エネルギー・セキュリティー」という難しい言葉が横行しています。「日本には石油などのエネルギー資源がないから、「国産のエネルギー源が必要だ」」という考えですが、これは第二次世界大戦や石油ショックのトラウマで、資源学的にはすでに無意味なものです。

その理由は二つあります。

1に、昔は「石炭の山」を持っていれば大金持ちだったのですが、今は石炭の山を持っていても宝の持ち腐れで、「技術」がなければ大赤字になって、掘ることができません。つまり、現代は「山が資源」ではなく「技術が資源」なのです。

そして第二に、世界で資源技術のトップになれるのは、アメリカ、日本、ドイツ以外はありません。もし日本の重工業と中小企業のタイアップができれば、日本は世界有数の「資源王国」なるでしょう。

第三が今や資源は多様化して、石油、石炭、天然ガス、シェールガス、オイルサンド、オイルシェールなど数限りなくあり、しかも産出国は世界中と言っても良いほどです。これで「セキュリティー」が問題なら、自動車を製造しない国は自動車を買うことができないというような議論をするのと同じです。

日本は、どうせ技術立国しかないので、技術者を優遇していれば大丈夫です。

(平成25108日)