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テレビで盛んに異常気象、竜巻が多いと言っていますが、竜巻が起きた頻度は下の表のように、多いときで30回程度、少ない年で数ヶと行った程度です。

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2010年に37回とかなり多く全体の傾向として2007年から数が増えているように見えます。しかし、1990年と1991年の所と、2006年と2007年の所に赤線が引いてありますが、これは竜巻の観測方法やカウントの仕方が変化しているからです。

日本はもともと竜巻が少なく、関心も低かったのですが、気象観測が充実して行くに伴い、方法が変わり、数も増えてきました。かつては気象関係者が観測していたものが、現在ではマスコミなどの観測や写メなどからの情報も入れて気象庁が竜巻と判断しています。

だから、観測方法が増えたこと、判定方法が変わったこと、海上の竜巻も数えることになったことなどから、全体の様子が変わりました。

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従って、まだ本当に最近、竜巻が増えたかどうかは判りません。1969年というと今から44年前ですが、その年に竜巻が多かったかどうか、今に比べてどうかということはすっかり忘れています。だからあまり安易に「今までに経験したことがない」などと言わない方が良いような気がします。

竜巻は普通は南からの温かい空気と北からの寒気がぶつかって積乱雲ができたときに発生しますので、普通は東京の北(関東北部)や名古屋の北(岐阜)のように都市の熱気が南風で入り、そこに寒冷前線があって寒気が北から入るときに起こります。

また昨日の三重のように低気圧が四国沖にあり、そこから反時計回りに伊勢湾に入ってくる温かく湿った空気と、北からの寒冷前線の通過の時に起こります。

気象庁、気象予報士、テレビ関係者に冷静で科学的な判断を求めます。

(平成2595日)