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猛暑が続いているが、不思議なほど「温暖化」という言葉が出てこない。今の新聞やテレビはたいした事が無い時には毎日のように報道し、本当に危険になると報道しないという特徴がある。

原発もそうだった。事故の前は「法令で定められている濃度の100分の1」でも大騒ぎしていたのに、事故が起こって本当に危険になると報道はピタッとしなくなった。「影響が大きいから報道できない」ということだから、何のための報道かわからない。

「いままで経験したこともないほどの豪雨」も同じで、本来は「明日の予想は1時間100ミリを超えるので、**町は避難してください」と言うのが良いが、本当に豪雨が来そうな場合は、明確な報道をすると責任があるので、訳のわからないことを言って、何か事が起こると「警告はした」という責任逃れだけしておくということになる。

もともと温暖化は、
1)500年ごとの寒暖の変化で、今は温かい気候のピークだ、
2)今年は日本は暑いが、日本より暑いはずの東南アジアは普通の気温、
3)21世紀に入って12年になるが、気温は僅かに低下している、
4)IPCC(国連の温暖化機関)が大がかりなデータ偽造があった、
5)NHKや日経新聞を中心としてこれまで温暖化の誤報が相次いだ、
(ツバル報道、NHKの児童向けホッキョクグマの歌などの大規模誤報)
などで動きが取れないのだ。

また、仮にCO2が温暖化の原因としても、国際協調ができない今となっては、「CO2を減らしても気温は変わらない。むしろどうやって自衛するかだ」ということもハッキリしてきたからでもある。

もともと、温暖化騒動は1988年にアメリカの上院で持ち上がったものだが、言い出しっぺのアメリカがさっぱりCO2削減に手を着けない(すでに24年も経つのに)ということの矛盾の説明ができなくなっていている。

日本は回りを海(熱容量の大きい水)に囲まれているから、中国やアメリカよりはるかに気温の変化は少ない。仮にCO2による温暖化が本当のことでも、最初に被害を出すのはCO2を削減せず、CO2の排出量が世界の2分の1にもなる中国とアメリカだ。そこが削減しない理由をもっと徹底的に考えなければならないのに、「地球に優しく」などという子供じみた(子どもに失礼だが)言葉を使って脳死状態に陥っているのも奇妙である。

今年の猛暑は、第一に都市化、第二に高気圧の配置、第三に地球全体の温暖化(太陽活動など)によるもので・・・お知り合いの先生から次のデータをお送り頂きました。今年はペルー沖の温度が低く、太平洋全体では日本の周辺の海水温が高いようです。(この部分を追加しました)

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数年前からハッキリと予想されていたのだから、政府や自治体は猛暑対策を準備しておかなければならなかった。そのころ、CO2を減らそう、エアコンを控えようなどと言っていたのだから、まったくダメな政府だ。

ところで、この猛暑で、しかもアベノミクスで工業生産も5%以上高くなっているというのに電気は足りている。電力会社も「節電」などと全体主義のようなことを言っていないで、もっと誠実に電気を社会に供給する努力をしてもらいたい。

(平成25816日)