日本は世界でもまれに見るほど女性の立場の高い国で、イザナギイザナミ、天照大神、卑弥呼、持統天皇、紫式部を持ち出すまでもなく、女性上位の国である。
でも世界は違う。アフガニスタンの哀しい女性のニュースが流れていた。
「イラン南西部ヘラート州。マー・グルさん（２０）はパン職人である夫が出勤した後、夫の母とそのいとこから売春行為をするよう強要された。グルさんが断ると、義母らはグルさんの首をはねた。夫と義父は事件に関与していない。」
日本では女性は男性のパートナーだったが、アダムのあばら骨からイブが誕生したとされるように、日本以外の多くの国では女性は男性の付属物だ。特に、4000年にわたって征服に次ぐ征服をしてきたアーリア系の民族ではそれが著しい。
中国が夫婦別姓というのは、「女性は単なる子どもを産むにすぎないから、家に入れない」ということで女性を尊重したものから来たものではないといわれる。日本は結婚すれば男女は同じ立場で家を作るので、同姓になる。
男女の関係は、より劣った外国の文化ではなく、より進んだ日本の文化を改善していくことの方が日本のためになると思うが、「ジェンダー」とか「ウーマンリブ」というように、より劣った国を参考にしているのも不思議に思う。
（平成25年8月8日）
