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この世には「法律的にどうこうという前に、社会的に決まっているもの」がある。その一つに「自分が売ることができるのは自分の所有物だけ」と言うことだ。この事件は小さいけれど、「個人では許されないことでも、大きい組織なら何をやってもよい」という最近の悪い傾向が露骨にでた例だ。

しかも「文句のある人は、文句を言ってきたらその人のデータを使わないようにしてやる」と発表されている。言葉は悪いが「盗人、猛々しい」とはこのことだ。正義が後退し、力だけの世界になりつつある。革命の必要な時だ。

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JR東日本は鉄道に乗るときに使うSuicaのデータ(同一人が何歳で性別、どこの駅で降りたり乗ったりしたかというデータ)を日立に「販売」したという。

それを批判されて今度は「使ってはいけない」という「申し出」がなければ販売するという。どういうことか?

Suicaで鉄道に乗車するのは便利だからで、乗車して下車したらその記録は消されていると思うのが普通だ。そんなものを記録しているだけ奇妙で、さらにそれを別の用途の目的で販売するなどもってのほかだ。

いろいろな考え方があるけれど、まずは「乗車のためのものだから、下車したら終わり」ということをハッキリすること、「乗車下車以外の目的には使わない」ということ、もし使うならそれによって得られる利益はデータの所有者(乗車した人)に還元すること、をしなければならない。

こういうのを「窃盗」という。検察が逮捕するだろう。

ところでJR東海も「警察列車」を運行しているのではないかとおもう。それが東海道新幹線だ。東海道新幹線のこだまの自由席・・・新幹線に乗ったら検札の不要な席・・・の検札を頻繁にする。

私はこれまで三度にわたり車掌に「検札の目的は何か」と聞いたら、最初は「命令だ」と答え、二回目は「お年寄りの割引切符は乗車できる列車が限定されているので、それを案内するため」と言う。三回目に切符を見せなかったら別の車掌が来て「検札を拒否した乗客は次の駅で降りてもらうという規則だ」と脅された。

私は車掌の理由がコロコロ変わることや、オドオドした態度から、おそらく警察から頼まれて特定の犯人の検挙のある役割を果たしていると思う。そしてそれは違法だ。

よほどの非常線をしく場合を除き、「怪しくない人」を一網打尽に調べることは禁止されている。それを偽って別の目的で行うことはさらに倫理反する。

JR東日本もJR東海も「自分たちは偉い人」というかつての国鉄になったのではないか?

(平成25731日)