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最近の経済崩壊は、1972年の石油ショック、1990年のバブル崩壊、2008年のリーマンショックの3つあるが、そのうち、石油ショックとリーマンショックは日本以外の出来事だ。もしかするとバブル崩壊も1989年から始まったホメイニ師死去、天安門事件、共産国家の崩壊などに影響を受けているかも知れない.

つまり、経済変動は日本だけの時より、数倍、数10倍になって日本経済に影響を及ぼす.また、2013年は遠く地中海のキプロス、2007年はアイスランド、1972年は第4次中東戦争がその原因となっている.

かつては日本だけの状態が日本の経済に影響を与え、まさか地球の裏側の小さな国で起こった事が「自分の生活」に影響を及ぼすなどと考えたことも無かったが、「グローバリゼーション」は全く別の世界に私たちを連れて行ってしまった.

世界の情勢で影響を受けない生活や人生は無いのだろうか?

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かつて貨幣が「石」であった時代、少しの決済も大きな石を担いでいかなければならなかったから大変だった.「石」が「金」になっても、さらに「紙切れ(紙幣)」になっても同じだった.決済には「現物」が必要だったからである。

つい最近まで商都大阪では決済日には車が混んだ.集金に走り回るためである。でも、そんな社会現象ももう過去の物になった.いまでは決済はすべて「電子」で行える。

「電子」は便利なようで、10万円というのを0を一つ増やすと容易に100万円になる。こんなミスが大きな会社を揺るがすような時代になったし、世界的に金銭のやりとりが瞬時に行えるようになり、巨額な資金の移動がそれに全く関係の無い私たちの生活を揺るがすようになった.

資金の移動に有効な規制が必要なのだろう.

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「グローバリゼーションと情報革命」、この二つが今の経済を激しくし、かつわかりにくくしている. そしてもっとも「腹が立つ」のは、もともと経済とは「真面目に働いている人が働きやすくする」ために存在するのに、「一部の投資家などが巨万の利益を得て、庶民は右往左往する」という状態を経済学者や専門家がいっこうに真面目に解決してくれないことだ.

お金はもともと社会の活動を円滑にするために存在する.銀行はもともと社会のお金を有効に活かしてその社会にとって必要な新しいイノベーションやビジネスを応援するために存在する.財テクのためではない。

多くの人が興味があるので仕方が無いところもあるが、マスメディアも、おもしろがって「円高、円安、ユーロの崩壊、アメリカの財政の崖、国債の崩壊」などは取り上げるが、「安定した金融社会」を真面目に考える試みは少ない.

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現代日本では「雇用、給料、財産」のいずれも「金融のイタズラ」に左右されざるを得ない.でも、それはいかにも無味乾燥だ。私たちは人生を幸福に過ごし、エンジョイし、感激し、芸術にいそしみ、趣味を育てるために生きている.でも、お金に興味のある金融の連中はそれで夢中で、おそらくは人生の方は向かないだろう.

だから、彼らを説得せずに、自衛するしか無い.この「経済の勉強」は経済や金融の専門家の興味に引きずられること無く、自分の人生を大きく狂わされることもない、穏やかな生活をどうしたら手に入れることができるかを探る目的を持っている.

そのためには「グローバリゼーション」と「情報革命」がきわめて危険な状態を作っていることをまず認識し、合意しておかなければならない。答えはそれから導き出される.

(平成2544日)