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あるテレビで「このような体罰は許されるか」というアンケートを行ったところ、「頬を打つ」はほとんどの人が体罰、「廊下に立たせる」は半分の人が体罰、「後片付けをさせる」は体罰と思う人がゼロだった。まあまあ日本の常識といったところだろう。

ところが、これは弁護士などに言わせるとこれらはすべて「体罰」にあたり、文科省は「懲戒」と「体罰」というのを作り、曖昧な区別をしている。文科省が曖昧なのは「子どものために体罰の基準を決める」のではなく、「責任逃れのため」だから曖昧になる。

おそらく「懲戒」とか「体罰」という言葉が「教育」や「指導」とはかけ離れた語感を持っているので混乱しているのでは無いかと思う。子どもが悪いことをしたときに注意をするのは、「戒」でも「罰」でもなく、単に「そんなことはしてはいけないよ」という教えだからだ。

実は「体罰」という不適切な言葉を使ったり、その定義をハッキリしないで議論しているので、曖昧になり、それが教師の迷いにもなるし、また「本当の体罰」を生んでいる。そこで、ここでは少し前進するために「体罰」を、
1)教師が直接、頬を叩くなど生徒の身体に手を掛けることを「体罰」といい、
2)授業中に騒いでいる子どもの腕を取って廊下に出し、立たせておくというような指導は、「身体負荷指導」、
3)忘れ物を取ってこさせたり、汚した後を掃除させるなどを「口で指導」し、生徒は「体を使ってやる」という場合を「口頭負荷指導」、
4)通常の「なになにをしなさい」と言う場合を単に「指導」、
と言うことにして考えを整理しようと思う。

2)と3)を区別せず、単に「負荷指導」としても良いと思う。すべて指導はやや負荷的だが、特に負荷の強いものを「負荷」と呼ぶのは良いだろう。

まず、「体罰」はダメ、「身体負荷指導」、「口頭負荷指導」は良いとして、現在の学校の指導が可能であるかを整理してみようと思う。

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例1) 授業中に騒いで授業ができないから、腕を取って廊下に連れ出す・・・身体負荷指導・・・口頭で注意しても止めない場合はやって良い??

例2) 体育館に共通して使うものの当番だった生徒が忘れたので、口頭で注意して取りに行かせる・・・精神負荷指導・・・OK??

例3) 言っても言っても騒いで困るので、頬を平手で叩く・・・いかなる場合もダメ。このような場合はどうするか、次の記事に書く予定。

このような例を示したが、これは「体罰はゼッタイにダメ」という人も納得するだろうか?

(平成25213日)