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病気というのは、ばい菌やウィルスに襲われてかかる場合がほとんどだが、「もともと健康な子どもが大人の錯覚で病気にしている」という例が見られる.その原因はマスコミが伝える「空気」だが、根源は利権を求める大人の強欲にある。

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最近、思春期の若者に「起立性調節障害(ODと略称される)」と言う病気が見られる.自律神経の乱れが原因で、症状は「朝起きられない。朝食を食べたがらない。頭痛を訴える」なのだが、昼になるとケロッと元気になる。

直接的には、立つときに身体や脳への血流が低くなるからおこり、下半身や腹部の血流が悪くなる。脳血流も低下して、立ちくらみや思考力、判断力の低下、いらいら感がひどくなる。季節、天候によって症状が違う。

一見して「サボり病」のように見られるので、親は携帯メールやゲームばかりやっているから!と叱るが実は親が原因している.実はれっきとした病気だから、そのうち病院に行くことになるが、小児科では、「塩分をいつもの食事より3グラム程度多め」に採り、「子どもらしい生活のリズム」を勧める.

子どもが普通に食事をとり、朝は明るくなったら起き、元気に運動するという子どもの「普通の生活」をさせれば良いが、「高血圧になるから塩分を控えなさい!」、夜は大人とともに夜更かしする習慣をつけ、朝、起きてこなければ怒鳴りつけるという「人間の子どもとしては歴史的にも珍しい生活」を子どもに強要しているから病気になるのもうなずける.

つまり、この病気の治療は、「子どもらしく体を動かし、汗をかき、水を飲み、塩分を摂り、早起きをする」という当たり前の事をするだけだ.あまり極端でなければ、お塩を摂りたがれば摂らせるのが本筋だ。でも1年後の回復率は50%、病気にかかると学校に行けなくなる子どもが30%もいるという無視できない病気でもある.

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「高血圧」というだけでは病気ではない.病気というのは体を正常な状態に保つことができなくなったことを言うが、年を取って血管が硬くなってくると血圧を上げないと体の隅々まで違いか無いので、心臓は少し強めに血液を送る.これは正常なことだ。

「病気としての高血圧」とは「体の血圧を体が正常に保つことができない場合」であって、体の血圧を体が正常に保っている場合も、最近の医療現場では「高血圧」して病気だと診断し、降圧剤をだす。

たとえば20才ぐらいの若者に比較すると、老人の歩き方はよぼよぼだから、「正常な歩き方」とは違うということで筋肉増強剤を投与するようなものだ。「高血圧」に対してこのような判断をするのは、血圧降下剤を飲ませたいからである.つまり「健康な人を病気にする」ことが行われている.儲けと利権のためだ.

少し前まで一日の食塩摂取量は13グラムが良いと言われていて、最近、さらに11グラムまで減らせと言われる.だからODにかかった子どもは、13+3=16グラムにすることになる。

血液が全身を回るためには血圧が高くなければならない。だから血圧が高いことが必要だが、それでも「血管の柔軟性に対して、血圧が高いと血管が破壊する可能性がある」という意味で、年配者は血圧が病的に高すぎると危険である.でも、若い内は血管が柔軟で、血液の調整機能が正常なら塩を摂っても必要以上に高血圧にならないように体が調整する.

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可哀想に、ODになる子どもの何割かが、親が子どもに「塩分を控えさせ、お醤油を使わせない」という場合があり、味けのない食事を食べさせれ、夜型生活、「親によって必然的に無気力で病気にさせられた子ども」とも言える.

最近の医療は「体の調整機能を失った」状態を「病気」というのではなく、「薬屋が儲かるものを病気という」というように変わっている.つまり「高血圧は病気でもないのに、高血圧を病気にすると薬屋が儲かるから、高血圧を病気にする」という逆転した論理なのだ.

体が健康なら食塩を少しぐらい多めにとっても体が必要としなければ使わない.過度な食塩はダメだが、体の調整範囲ならOKである。ナトリウムがないと体は血圧を上げられず、万病を防ぐことができる血流を保つことができない。

医師や栄養関係の専門家は単に「食塩を控えろ」というのではなく、正常に血圧調整ができるなら、「年齢と血圧調整範囲」を科学的に示すべきである.現在のように50才以上の男性はすべて「高血圧病」であるというようなムチャクチャな診断基準は薬屋の利権以外の何物でも無い.

これをマスコミが報道しないのは、薬屋からの広告費が膨大だからであり、医師が異議を申し立てないのは薬屋からのリベートと関係があると考えられる.つまり医師ほどの知識があれば体の中に血圧調整機能があることは知っているから、その調整範囲を正しく伝えるはずだからである.

(平成241224日)