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ある方から一緒に暮らしているネコが、外から帰ると5マイクロシーベルト(毎時)、シャワーで洗うと0.05マイクロだったとメールをいただきました。外に出ると毛が汚染されるのは当然でもあります。ネコは地を這うように歩きますし、藪にも入りますので。

2011年の原発事故では本当に可哀想なことをしました。私たちの友人であるイヌ、ネコ、その他の動物や植物に至るまで、被曝をしました。樹木の葉も太陽の紫外線でガンになるのですから、放射線を浴びれば樹木ですらその命を縮めるのです。

人間が助かるだけで精一杯の場合は仕方が無いのですが、一緒に住んでいる生物ばかりではなく、身の回りの生き物はすべて私たちの友人であり、同じ価値を持つものと私は感じます。そして体が小さく、地を這うように生活をしていますから、私たちより被曝量が多く、放射線に対して敏感ですから、可哀想なことをしました。

名古屋に住んでいる私の家の周りは放射線の被害が少ないのですが、別の理由(都市化など)で生物の姿を見ることが少なくなりました。ツバメ、スズメ、椋鳥などを見ることはなく、ミミズはカナブンすらいません。

せめてと思って、蚊が飛んできて腕にとりつき、血を吸う時には十分に吸わせてあげます。蚊は普通の生活では草の露を吸っていますが、メスが子どもを生むときには栄養が必要なので人間などの血を吸います。ここまで生物を追い詰めているのですから、少しでもという気持ちです。

太陽光発電などの自然エネルギーというのはタダでも人間以外の生き物が人間い圧迫されて生きているのに、彼らから最後の活動のもとである太陽の光や風を奪うのですから、私には考えられません。

不気味な世界・・人間以外の生物が死に絶え、ただ奴隷のように鉢やコンクリートで囲まれた穴に植えられている樹木・・そこで人間は正常に生活をすることができないと思います。

私は「トキの保護運動」や「外来種の排斥運動」が大嫌いです。形が美しいから、人間が食べてもまずいから、お金になるからという理由のこれらの運動は醜く感じられるからです。

(平成24129日)