読者の方から「節約すると増税になる」というのをもう少し深く整理した方が良いとのアドバイスをいただきました。
・・・音声です・・・
1)節約すれば、お金が余る、
2)余ったお金は銀行に預ける、
3)企業はみんなが節約し需要増加が期待できないから、新規設備投資を控える
4)銀行は企業の資金需要ないから貸す先がないので、国債購入。
5)国は民間投資が低位なのに財政健全化ばかりに 熱心で政府支出を絞る。(財務省のいいなり) また、支出してもそれは当然だが(5) 「節約」すれば「増税」になる無駄づかいをする。
6)不況の常態化が起き、市民の将来への期待値も低まる
(将来不安の為、ますます節約する)→1)へ
7)国は無駄づかいであっても、国債を償還しなければならない、
8)景気浮揚ができず、税収の増加に成功していない国の手元にはお金がない、
9)国債を償還するために増税する。→6)へ
まさに悪循環が続いていますが、これも「省益」や「選挙目当て」などのように「万機公論に決すべし」という五箇条のご誓文を勉強していないことによるのでしょう。
(平成24年10月15日)