今朝方、発見した福島県田村市の時間30マイクロシーベルトの異常値は測定器械の故障と判明しました。しかし、以下の経過からわかるように、「本来、逃げなければならない国民にまったく情報がいかない」ことがわかりました。関係者並びに報道機関に猛省を求めます。

もし、危険レベルの測定値がでても警報を出さないなら、測定をしないのと同じです。被曝してから通報では何のために国民は税金を払い、国家や自治体に人を雇い、防災体制をしいているのかわかりません。

【経過】
1.2012628日午後6時 田村市の一部で空間線量11マイクログレイを観察。
2.田村市職員が現場にいき、午後7時、空間線量が38マイクログレイの場所の周辺を測定したところ、平均値で0.13マイクロシーベルトで異常はなかった。
3.付近の定点観測も0.23マイクロシーベルトレベルであった。
4.すでに28日の夕刻には以上のことがわかっていたが、私(武田)が翌日29日午前7時にモニタリング地点での線量率の最新値を調べたら、38マイクロシーベルトになっていた。この値は年間300ミリシーベルトを超える値で、直ちに避難の必要があった。
5.谷岡郁子参議院議員が調査を行い、文科省から回答を得て、私に6291244分に連絡をいただき、その他の情報を確認して午後1時頃に状態がわかった。

まずは安心してください。ちょうど、福島原発のライブテレビでは4号機が異様に明るく、その前の工事粉塵などから、空間放射線量が上がっている可能性が高かったのに、発表、コメントなど一切、見られなかった。谷岡先生のご調査がなければ国民は判断すらできなかった。

恐怖政治!!

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(平成24629日)