読者の方などからのご質問などには共通のものがあり、時間があれば個別にもご返事していますが、「短信」という形で書きます。

 

「樹木はCO2を吸収しない」ということと「地球のCO2が減ったのは樹木などの生物の活動が原因の一つ」という一見して矛盾しているように見えますが、これは「量的関係」にあります。

 

今、温暖化で問題になっている「CO2の増加量」はほぼ100年に100ppm、つまり100年で0.01%のCO2が増えているということです。一方、生物の影響で減少しているCO2はほぼ1億年で1%ぐらいですから、100万年で0.01%となります。

 

つまり、人間が100年で0.01%増加、生物が100万年で0.01%減少ですから、森林でCO2を減らそうとすると、[0.01(増加)―0.000001(減少)]で、まったく効果が無いと言って良いレベルであることが判ります。

 

もちろん、このことを専門家は承知ですが、「自分が儲かれば、都合の良いことだけを言う」ということなので、「森林はCO2を吸収するから温暖化防止に役立つ」と言い、「1万分の1ではないですか?」と聞かれると、「少しでも減らすことが大切だ」と言い逃れるという仕組みです。

(注)学問的に厳密に言えば、(1)数億年単位で見れば「樹木はCO2を蓄積する効果を有する」、(2)数100年の単位で議論するときには「樹木はCO2を蓄積しない」として人間活動の関係を考えることが必要ということになります。

「takeda_20120223no.430-(3:57).mp3」をダウンロード

 

(平成24222日)