福島原発事故は、1)私たち大人の責任であり、2)子供たちが被曝した、という点では、その原因を求めて直しておくのは、これも大人の責任でしょう。
福島原発事故のもっとも大きな原因は、日本社会、または日本の大人の行動が「ダブルB(ダブルバインド)性」が強く、日本人の意思や心が「シングルM(シングルマインド)」(裏表ナシ)ではなかったことと思います。そこで「批判ばかり(ダブルBを批判する)」だけではなく、これからは「前向きに(シングルMを具体的に)」書くことにしたいと思います。
第一回目は、もっとも優しいダブルBで、日本の大人の幼稚性に基づくものを取り上げ、原発ばかりの話題をしばしの間、忘れたいと思います。
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日本の環境専門家は次のように言います。
学問的研究会「森林はCO2(二酸化炭素)を吸収しません」
ホームページ「森林はCO2(二酸化炭素)を吸収します」
その心は 「ウソを言って補助金を貰います」
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樹木はCO2を吸収して体を作ります。そして死してCO2を微生物が分解して自然は「持続性」を保ちます。森林は今日、誕生する樹木もあれば、今日、朽ち果てる樹木もあります。森林は増やし続けることもできません。
このような国民の「幼児性」と指導者の「不誠実」が福島原発事故を招きました。
首相、知事、市長「原発は安全です」
立地委員会 「原発は危険だから僻地、海岸に作ります」
その心は 「ドイツに美味しいワインを飲みに行きたい」
私は日本人として恥ずかしい。シングルMにする方法は簡単です。1)温暖化は日本は歓迎、2)日本は海に囲まれているから気温は変わらない、3)もし気温が変わるとしたら中国とアメリカだがCO2の削減はしていない、4)「森林はCO2を吸収する」というウソを止めてシングルMで行く、5)景気は良くなり若者の就職率はあがる、6)暗い昼休みは終わりになる、7)特に東京の人は森林もないのだし、気温も3.5℃も上がっているのだから黙る。
シングルMの誠実は社会を子供たちに引き継ぎたいと思います。瀬戸内海に浮かぶ大三島にいると心は綺麗になり、日本人のルーツ、素朴な心、美しい海、人情溢れる人々、私たちが忘れたものを思い出します。今日は、講演に疲れてすぐ寝たいと思ったのですが、この大三島の自然が私に呼びかけています。
(平成23年10月31日)