1. 食材を選ぶときに、数ベクレル以下なら「検出以下」としても良いのですが、どのぐらいが検出以下なのかも示さずに「検出以下」という表示はそれ自体があまりハッキリしたくないと言っているようなものですから、信頼できませんね。
その意味では、先にこのブログでも取り上げた「東都生協」や、そのほかに読者の方からベクレルを表示した商品は加工食品でも使用しているものをすべて表示してくれるところもあるようです。是非、近いうちに大手のスーパーが消費者のことを考えてベクレル表示をして欲しいものです。
また、山形の米作りの農家の方は「ゼッタイに汚染されたお米を出したくない」と言っておられ、いわき市の酪農家も「汚染した牛乳を出すなら今まで何をしてきたかわからない」とメールされてきました。農業をやっている方で魂のある方は多いのです。
2. 福島原発から200キロ、1時間6マイクロ観測(9月3日)
読者からのご連絡によると、福島原発から約200キロの関東地方で掃除機のゴミを調べたら、1時間6マイクロシーベルトを観測されたようです。
1時間6マイクロというと、1年で53ミリシーベルトにあたりますから、甲状腺ガンなどが発症する量です。家の中の放射線ももしかすると掃除機のダストなどが関係していることもありますので、慎重に掃除機のダストを捨てて、掃除機を水拭きした方がよいでしょう。
3. 北海道の海がなぜ汚れたのか?
北海道の魚がかなりの汚染をしているので海洋の流れを計算しているデータを調べました(読者の方のご協力あり)。その結果、この図のように海流とは別にかなりの量の放射性物質が北海道に流れた形跡もあります(図で海の色が濃く変わっているところが放射性物質が多く流れた場所です)。この計算はコンピュータの計算ですからまだ本当かどうかわかりませんし、が外国ものなので、是非、日本の海洋関係者が実際の測定値を出して、解析してくれることを期待しています。
(平成23年9月5日)