御影石からの放射線

 

一般的に花崗岩(大理石、御影石など)は放射線を持っていた、白い御影石は少し強めで、色のついた御影石は放射線は弱いのが特徴です。御影石を洗面台などに使うと、そこで自然放射線を浴びます。普通はまったく気にしなくても良いのですが、原発事故があって被曝量が上がっているので、自然放射線で減らせるものは減らす必要があります.結果的には取り外す必要まではありませんが、洗面器のそばに長い時間いないようにした方が良いでしょう。

 

  牛乳や粉ミルク

 

チェルノブイリで牛乳が原因で甲状腺ガンがでたように、牛乳や粉ミルクは危険です。でも、お困りになる場合は北海道や九州のものをとるしかないのが現状です。牛乳販売メーカーはベクレルを発表しませんし、粉ミルクメーカーは製造年月日を言いません。それは放射性物質が入っているから発表しないと考えた方が良いでしょう。

 

  福島周辺に不動産や家を計画している方

 

福島周辺に不動産や家を購入しようとしている人はもちろん多いのですが、もうしばらく様子を見た方が良いと思います。今、不明なことは、政府が除染をするか、風でどのぐらい飛散するか、ロシアと違って日本では雨などが多く放射性物質が減少していかないか、ストロンチウムが無いのかなど、良い面と悪い面があります。だから、来年まで不動産や家の決定は遅らせた方が良いと思います。汚染された土地はさまざまな形で制約がかかりますから、できるだけ早く福島と近辺の人は除染をすることで、それには政府が本腰を入れることです。特にこのブログで示した早川先生の図を参考にしてください。

 

  ホールボディーカウンター

 

体の放射線を測定する器械ですが、あまり信頼できません。というよりもともとひどく被曝した場合は別にして、体の外から被曝量を測定するのが無理だからです。厳しく言うと「被曝を小さく見せる方法」ともいえるものです。これは甲状腺ガンをのどに直接接しても精度の良い被曝量が出ないことを考えると理解できると思います。計算の方が正確にわかるでしょう。またヨウ素のように半減期の短いものはすでに被曝していても、まったく出ませんからこれも意味はありません。

 

  ヨウ素剤

 

アメリカにお住みの人からアメリカの医師が日本にいった人についてヨウ素剤を飲むように進めているというメールがありました。アメリカでは事故直後から日本にいった旅行客にヨウ素を配っています.チェルノブイリ事故の時にヨウ素を服用した子供には甲状腺ガンが出なかったのです、すでに現在は事故から5ヶ月を経ていますので、ヨウ素剤の効果はほとんど無いと考えられます。また、ご家庭でヨウ素剤を用意するのは、原発が再開されるところでは必要と考えられます。ポーランドのように自治体がヨウ素剤を各家庭に配るように市役所に強く要望するのが適当です。

 

  海産物の放射線

 

海産物の放射線は、8月9日頃、フランスの測定データが発表されました。日本のものは隠蔽しているので基本的には信頼できません。それによると、福島、茨城、千葉の海産物は、アイナメ、メバル、昆布など200-1000ベクレル程度のセシウムが検出されています。北海道、関西、九州はよくわからないのと、ストロンチウムが測定されていないので、不明なところが多いのですが、日本の測定値でもサバが100ベクレルを超えています。そこで、自衛策としては、「北海道、九州、関西、日本海」の魚と藻類に限って購入することをお勧めします。魚の種類は少しの大小がありますが、どれということなく汚染されています。

 

(平成23821日)