自民党の議員への個人献金の実に72%が電力会社役員かOBから提供され、一議員への献金額は平均して実に4700万円というニュースが流れました。

72%?!

 

そうか! 困った!

 

どうも自民党の原発の安全性追求の動きが鈍かった。自民党の政策として、全体として原発に賛成なのは一応、理解できるが、それでも東電の追求、再開に当たっての安全性の確保、福島の人の救済、農業や漁業の人の補償など、どうしてこんなに野党なのに動きが鈍いのか?と思っていたが、そうか!

 

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自民党の議員を約300名としよう。選挙の状態で上下するけれど、そのぐらいとしてカラクリを計算してみたいと思う。

 

人数300名×献金4700万円=141億円

 

これに対して、原発に出されている税金は、4500億円。

 

つまり、141億円を議員に出すと、4500億円の税金が原発に投入され、原発の収益がぐんと上がる。

 

投資額に対するもうけは、実に32倍に上る。

 

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この141億円は「個人献金」と言うけれど、役員や役員OBをぜんぶ足して100人としても、一人14000万円近くの献金をしている。

 

これはすべて「私たちの電気代」から支払われているものだ。こんなことをしているから、日本の電気代は世界トップレベル、電力会社は威張っていて、事故を連発する。

 

これ以外に、学者に払っている研究費、テレビや新聞の広告代・・・など「日本丸抱え経費」はいったいいくらになるのだろう?

 

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困った!

 

民主党政権には辟易しているのだが、民主党がダメで自民党に入れる訳にはいかない。

 

選挙が来て欲しくない!

 

実に変な社会になったものだ。

 

(平成23723日 午前11時 執筆)