各地で放射性物質で汚れた土の除去作業や道路の洗浄作業が始まっています。

ある市では校庭の表土を取ったら、放射線量が約半分になったと言われています.素晴らしいことです.綺麗な福島への第一歩です!

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今回の福島原発の事故で、まだ放射線の高いところがありますが、私は1年1ミリシーベルト以下にするように政府と東電は全力を注ぐべきと思っていますが、作業は遅く、地元や個人で放射線を減らす努力が行われています.

しかし、「汚れた土を除く」ということは「汚れた土が発生する」ことを意味しています.

この場合は、東電に電話すれば良いと考えられます.

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人間には過ちもあります。

ある家が誤って「汚いものをご近所にまき散らした」とします.まず、その家の人はご近所に謝りに行き、自分で持って行けるものは持って行くでしょう.

お隣が、その汚いものが付いた土や紙を拾えば、お隣に電話して取りに来てもらうか、自分でお隣に持って行くでしょう.

今回の東電の誤りは許されないことかも知れません。でも、人間は誤りはあるのですが、それを起こした後の態度の方がもっと大切です.

校庭の表面の土を取り除いて、まずその土を校庭の脇に積んでおき、次に東電に電話します.おそらくは東電は「菓子折」ぐらいは持ってきて、頭をさげ、すぐその土を持っていくと思います.

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東電の役員は今年も一人2000万円の年俸をもらうと言うことです。

まだまだ東電には余裕があります。これまですでに平均年間4000万円の報酬を受け取っていたのですから、貯金もかなりあるでしょう.

今年はゼロかマイナスと思っていました。でも一人2000万円はあるのですから、菓子折やトラック代は出るはずです.

東電役員だけではありません。部長クラス以上は裕福な生活をしていて、20%カットに止まっています。

「被害を受けた人が、なけなしのお金から旅費を出して逃げ、被害を出した人が年俸2000万円!?」

そんな社会があるのでしょうか?

私は普段、あまり人の収入などはいわないようにしていますが、これだけ福島の人が苦しんでいるのに、計画停電で困っているのに、2000万円はありません。でも彼らはまだ自分たちがしたことが判っていないのです.

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東電は土地を持っています.しかもこのような時に「敷地境界は年間50マイクロシーベルトにする」という規定もあります。

また、技術的には原発を廃炉に出来、かつ法律的にもクリアランス・レベルというのがあるのですから、汚染された土、瓦礫、水などを集めて、原発の廃炉と同じ技術で処理をすれば良いのです。

技術も法律も、土地も、なにもかもあります。後は東電が「日本人がもっている美徳・・・過ちをしたら謝って自分の責任で処理をする」という行動を取るかどうかにかかっています.

(平成2354日 午後1時 執筆)