放射線に対する防御が甘かった頃、健康との関係は「外部被ばく」だけに注目していました。

ところが、現実には内部被ばくが体に与える影響が医学的にもハッキリしてきたので、国際放射線防護委員会(ICRP)は、「放射線量」を計算するときには、外部被ばくだけではなく「外部放射線+内部に取り込んだもの」の合計で出すように勧告を出しました。

それに基づいて、国内の規則も下に示す「電離放射線障害防止規則」の管理区域の設定などでも「合計」が採用されています.

  外部放射線による実効線量と空気中の放射性物質による実効線量との合計が三月間につき一・三ミリシーベルトを超えるおそれのある区域

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今、文科省が放射線量を測ったり、学校の校庭の測定値を出したり、さらには子供の被ばくを20ミリまで良いとしていますが、それが「外部」だけなのか「合計」なのか、疑問に思っています.

文科省が公表している測定方法を見ると、どう見ても「外部」だけのように見えるからです.由々しい問題です.

一方、原子力安全委員会が出した「臨時に20ミリまで良い。子供は10ミリまで」としていますが、この10ミリは「外部+内部」ですから、「事故時の臨時の被ばく」について、子供は外部だけを言うと「5ミリ」ということになります。文科省がいっている数値の4分の1になりますので、多くの学校は疎開が必要になります。

文科省はなぜ「子供に被ばくさせたいのか?」が私の疑問ですが、これまで文科省が決めていた年間1ミリを「官邸の圧力」で変えるにしても、その根拠は「外部放射線については5ミリ」が限度ではないかと思います?

1. 

文科省は子供の健康を守る立場にあるのだから、オープンに数字をしっかり公表するべきである、

2. 

子をもつ親、教育する先生の責務として、文科省は、原子力安全委員会の勧告(子供は10ミリ)を無視しうる権限があるのか、現在の方法は「外部」と「合計」を曖昧にして子供に2倍の被ばくをさせているのではないか?をあらゆる手段(教育委員会、文科省への問い合わせなど)を使って明らかにする必要がある(被ばくする子供は問い合わせができないから)、

3. 

福島以外の地域でも、「公表されている数値」は「外部だけ」、規制値を言うときには「外部+内部」というトリックがないか、地域ごとに明確にする必要がある。

実は、連休後に私たちがどのような生活を送ることができるかについて執筆の準備を進めていますが、この問題が大きいのです。

そしてなにせ4倍も違うので、現在、福島およびその近郊で勉強している子供達の健康にも大きな影響があります。

国を信用できない国民は哀しい!子供達が信頼できない教育委員会は惨めな存在だ! 教育とはいったい、何だろうか?

(平成23421日 午前9時 執筆)