どうすればよいか“その1”では、おもに法律に基づいてどの程度の放射線をあびても大丈夫かということを書きました。

日本の法律はかなりの議論をへていますから、わたくしは法律の値はそのまま信用してよいと思います。また、体内の被曝も計算に入っています。

今回は、実際にどのくらいあびているか、また近い将来、どのぐらい被曝することになるかを計算しました。

二つの表を見比べてもらえば、自分の住んでいるところと、自分が男性か女性か等を考えれば、おおよその検討をつけられるようになっています。

また、かなり二つの表が難しいので、今後、その解説を言葉でしていきたいと思います。

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まず、現在と近い将来にどのぐらいの被曝を受ける可能性があるかという表を示します。表はじっくり見てください。

「現在」の被曝量は「事実」に基づいていますから、それほど変わりませんが、「最大」と書いてあるところは、わたくしが今後の福島原発の状態のうち、最も悪い状態を想定しています。従って、この数字はわたくしの判断が入っています。

どのような判断をしたかは、ここでも簡単に書きますが、さらに詳しい根拠は、続いて書いていくつもりです。(クリックすると表が大きく見えると思います。今回も表が入らなければ独立した記事にします.

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被曝は体の外側から受けるものと、食べ物や水等を飲んで体の内側から受けるものがあります。

体の外側から受ける値は、すでにいろいろなところで発表されているように、福島県の最も多いところで300、福島市が1020ぐらいです。ここでは少し低めの10をとっています。ご自分がお住まいのところのデータをお使いください。

福島、茨城、宮城など福島原発から近いところは、おおよそ3ぐらいの値が報告されています。同じ福島といっても距離も遠く風上に当たる会津地方などは値が低いので、これもやはり自分のお住みになっているところをお調べください。

東京とその周辺の値は正確に示すのが非常に難しいのです。もともと地域が広いこと、人の移動が長距離であることなどがあります。そのためにこれまでもわたくしが示す東京の数値はやや高めで、それも変化していました。

でも、ここ2,3日、計算がしやすくなってきたのは、外部から受ける放射線と食品などから受ける放射線とがでてきました。原発から遠いところは食品などの比率が上がってきますから、外部からの放射線の影響が相対的には小さくなります。

実は、わたくしが東京だけはこれまでも高めに設定していたのは、やがて食品とか水が汚染されてくるのでそれを考えていました。

また、テレビを見ていますと、例えばヨウ素131の半減期が短いのですぐなくなってしまうというコメントがありますが、原発からの漏れが止まればその通りですが、原発から継続的に放射性物質が出ている時には、いわば次から次とヨウ素が来ますので、半減期はあまり意識しない方がいいのです。

また、主な核分裂生成物の半減期は30年ぐらいのものが多いので、あまり時間が経ったからと言って急激には変化しないのです。

いずれにしても、今のところ、最も高い所で300、最も低いところで0.1ぐらいとおもいます。その間は表を見ておおよその値を推定してください。

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現在の被ばく量の計算は簡単で、外から受ける被ばく量を2分の1にし(室内補正)、食品や自ら受ける被ばく量はそのまま足しています。

外からの被ばく量は、テレビで「家の中に入れば101」と解説されていますが、それは一日中家の中にいて換気を一切しない状態のことを言っています。

外からの放射線というのはなかなか難しいのですが、福島原発から飛んできた放射性物質は比較的空気中に浮遊しているということを考えると、窓を開けて一度換気してしまえば部屋の中は外と同じになります。

一日中換気しないということはあまりありませんし、また、はき出し窓を開けてベランダに出て、そこで洗濯物を干したりしますと、その時に部屋の中の空気は入れ替わってしまいます。

空気が入れ替わるばかりではなくて当然空気中に浮いている放射性物質も一緒に入ってくるわけですから家の中と外とがそれ程違うという状態をつくることはできません。

そこで、この計算では家の中の状態は外よりも放射線が2分の1であると考えました。つまり昼はある程度換気しますが、夜は締め切って寝るということを想定したわけです。

また台所でガスを使うときに、換気しなければ中毒で死んでしまうこともあります。換気扇をつければそれだけ空気が外に出て行きますが、同じ量の空気が外から入ってきます。

その時に外からの空気がフィルター等を通して入ってくる場合は別ですが、一般の家庭では隙間から入ってくるのでやはり外の空気とほとんど同じようになると思います。

現在は冬ですから石油ストーブをお使いの家庭は、時々換気をしたほうがいいという意味もあってここでは2分の1にしています。

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次に、ホウレンソウなどの食品や水が放射性物質に汚染されているとき、食べた時にどのくらい被曝を受けるかという計算は非常に難しい計算です。

これを詳しく説明しますと、本当に専門家でなければ理解できなくなりますので、ここではほうれん草について専門家が計算した値を使いました

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つまり、20日に発表された汚染されたほうれん草1キログラム当たり240マイクロシーベルトという値を使っています。

また、体の中の被曝は学問的には時間あたりではなく100グラムでということで決まるのですが、これもやはり1日にほうれん草を100グラム食べたら、それを24時間で割って時間当たりの値を出しています

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食品の欄の1という数字は、1キログラム240μSですから、100グラムで24μS、それを24時間でわって1時間あたりに換算しています

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そうしますと、福島市に住んでいる人は、外部からの放射線が10と大きいので、それを部屋の中にいる時間を考えて2分の1にして、それに食品の1を足して合計で6になっています。

これに対して東京の人は外からの放射線が低いので、0.12分の1にして0.05、それに食品からの1を足すと1.05となり、さらに四捨五入して小数点1桁で表示すると1.1になります。

つまり、食品や水が汚染されてくると、だんだん地域の差がなくなってくるということを示しています。

このようにして現在の被ばく量を計算しますと、福島県で放射線が強いところで151、福島市で6、周辺の件で2.5、そして東京等が1.1程度ということがわかります。

この値を“その1”で示した。どのくらい被曝してもいいかというものと比較すると、だいたい現在の状態を把握することがわかるできます。私が早く福島市は管理区域にした方が良いと言っているのは、この6という数字があるからです

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さらに、現在の状態だけわかっても今後のことがわからないと行動をとることができません。特にお子さんをお持ちの人は春休みの関係があり、今後どうなるかということにご興味があると思います。

詳しい理由はあとで説明しますが、ここでは次のように仮定しています。

1)   福島原発の状態は冷却がうまくいけば放射線は減ってきますが、プルトニウムを含む3号炉やその他のところの燃料が融けると強い放射線が出る可能性があります。
これについては NHK も「大量の放射線が出る可能性があるので、原子炉に水を注ぐ注入している」と説明しています。また消防の人や自衛隊がかなりの被曝をしながら水をかけている理由は大量の放射線が出る可能性があるからです。
わたくしはそれを「現在の10倍」として説明してきました。しかし3号炉がプルトニウムの燃料を使っていますので、さらに調査をして25倍にしました。
少し値が大きくなるかもしれません。ただわたくしはこのブログを書き始めて以来、大きすぎるとか小さすぎるということを考えずにきましたので、ここでもそのようにご理解ください。

2)   食品などから体内に取り込まれる放射線ですが、今はほうれん草などに限定されています.
テレビの解説者は「ほうれん草ばかりを1年中、食べ続けるわけではない」と言っていますが、それはほうれん草だけが汚染されている場合です.人間は水を飲み、調理に水を使い、いろいろな野菜を食べます。だから、「人間が食べる限りは1年中」として計算します。
ここでもまた半減期の問題があります。ヨウ素131の半減期は短いのですが、原発からの放射線物質の半減期は30年ぐらいが多いこと、原発から継続的に放射線物質がでている場合は、追加されますので、ここでもあまり半減期を考えない方が良いと思います

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かくして、この表では外からの量を25倍(屋内の2分の1を入れていますから実質は12.5倍)、食品は毎日たべる食品の10種類が汚染されたとして10倍にしています

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そうすると、もっとも高いところで3760、福島市で135,近県で47.5、そして東京付近で11.3となります。

これは、政府とNHKが言っている「冷却に失敗した場合」ですから、その状態によります。当然ですが、あと1週間ぐらいで放射線がほとんどでなくなり、食物は海からの影響がなければ、それは「良かった」と思うことにしています

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前の表と見比べて、どのように考えたら良いかは後で書きますが、簡単に言うと、現在の状態なら「やや注意」、福島原発の漏れが続くようなら「かなり注意」、そして福島原発から大量の放射線が漏れたら、福島市民は逃げるという感じになりました。

東京近郊の人は様子を見ることになるでしょう。このことはもう少し詳しく考えてみることにします。

(平成23322日 11時 執筆)