自分が言ったことが正しかったと主張したいわけではない。そんなに小さな事を言いたいのではなく、ことは人の命に関わることだから厳粛にかつハッキリしておきたいのだ。

約2年前、私は2冊の本で次のことを指摘した。

1)   地球は今後、温暖化するか寒冷化するかは不明だが、都市が温暖化しているのは確かである.その原因は、現在のところ、太陽活動、都市化、CO2がそれぞれ3分の1ぐらいの原因とするのが学問的に正しいだろう(「温暖化論のホンネ(科学評論社)」)、

2)   温暖化が進むと熱中症などの被害がでることが予想される.台風(温暖化)は防ぐことができないが窓に釘を打つこと(個別の対策)はできるので、クーラーを積極的につけるようにするべきだ(「偽善エコロジー(幻冬舎)」)。

ところが、環境省とNHKは、

1)   温暖化の原因はCO2で、100年後に被害がでる、

2)   従って、電気を節約して温暖化を防ぎ、シロクマやツバルを救おう、

という大々的キャンペーンを打った。

その結果、2010年は100年間で最大の猛暑となり、500人の人が熱中症で亡くなった。

環境省とNHKは「巨大台風(温暖化)が来る」と言い、それを防いでシロクマやツバルを救うには、「節電」を唱え、クーラーの設置を抑制した。

その結果、猛暑の中でお年寄りが死んでいった。

国や責任ある報道機関は、国民を犬死にさせてはいけない。すでに2008年には、少なくとも武田はハッキリと「クーラーをつけるべきだ」、「自治体は暑くなったときにお年寄りが、クーラーをつけるのをいやがるかも知れないので、その人たちを救う方法を考えておいた方がよい」と提言している.

猛暑の対策は「未知」ではなく、具体的に提案がされていたのである.もちろん「対策」だから、現実的でなければならず、それは私ばかりではなく、少しでも安全や科学に携わっている人には予測できたことだ。

それにも拘わらず、環境省とNHKは100年後の気温やシロクマの命を報道し、目の前に迫った日本人の命を救わなかった。

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殺人罪というのはどういうときに適応されるのだろうか?

このまま放置しておけば死んでしまう(クーラーをつけない部屋で過ごす)ことが分かっていて、さらに死ぬ方向(節電)を呼びかけて死者をだすのは殺人ではないだろうか?

庶民は環境省とNHKを信じている.それを逆手に取っている.

環境省とNHKはそれが分かっていたのだから、故意の殺人である.つまり、彼らは100年後の温暖化とシロクマの命を救うためには、日本人に500人の犠牲者を出し、それをテコにしてさらにCO2の削減をするつもりでは無かったのか?

このように人の命を犠牲にして自分の政治的目的を達成することは歴史的にも良く行われる.

「温暖化すると地獄のようになる」と言い、「そのために個人個人で何ができますか?」と呼びかけ、その第一に「節電」を呼びかけていた。その結果、クーラーの設置の遅れた家庭で犠牲者がでた。

なぜ、環境省やNHKは「猛暑が来るからクーラーを設置しましょう」と呼びかけなかったのか? 本当に彼らは「CO2を削減する」ということで犠牲者を減らすことができると思っていたのか?

そうではない。

膨大な研究費を使い、彼らは全ての事が分かっていたのだ。だから2010年に500人を超える犠牲者が出ることも分かっていた。そのことは2010年12月28日のNHKの年末特集でも放送されていた。

「今年は猛暑になり、熱中症と思われる原因で500人が死んだ」とアナウンサーが言う.「そら見ろ!NHKが温暖化対策(クーラーをつけないこと)をしないから、死者が出た」と言ったのも同然だ。

事実は、日本国民がCO2をまったく出さなくなっても、今年の夏の猛暑は同じようにやってきた。それも環境省とNHKは分かっている.

まさに「なにも対策(窓に釘を打つ)を採らずに、逆に対策を打つな(台風が来ても風に飛ばされろ!)と報道し続けていたのだ。

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情けないことに、名古屋市は栄に「CO2測定計」をつけている。そしてCO2を減らせば名古屋市民は安全になると呼びかけている。

私は「名古屋市がCO2を減らしても、アメリカと中国が減らさなければなにもならない。名古屋市民の命を的にするのか?」と再三言ったが、名古屋市もまだ「台風を止める」ことにこだわっている.

名古屋市役所も名古屋市民の命より、メンツを重んじている.なんと言うことだろう!

ああ、こんな国に住みたくない!日本は好きなんだけれど、こんなに無責任な国に住みたくない。環境省とNHKを無くしたい。

そのためには、検察はこのことが殺人ではないか調べ、マスコミはなぜ環境省とNHKが100年後のことだけを言って、目前の「対策」を無視したのか、日本人の命よりシロクマやツバルが大切だとキャンペーンをしたのか、是非、検証番組を企画してもらいたいと思う.

それが犠牲になった人への最大の供養であり、視聴者のための情報機関と思う.

また来年、犠牲者を出さないために、マスコミの人も立ち上がって欲しい!!

(平成221228日 執筆)