日本の東、東京では小沢一郎のお金の問題が山場を迎えています.

また、日本の「西」とは言いにくいのですが、東京から見れば西の名古屋では、河村たかし市長の「信念と行動」が、「議会リコール」、「選管事件」でクローズアップされています。

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小沢一郎議員は今年の春、「国会の政治倫理委員会にでる必要があれば、すぐ出る」と発言し、「日本の司法は間違っている」と言いました。

つまり、小沢一郎議員自身、またその秘書を逮捕したり、起訴したりする日本の司法は間違っているということ、政治の舞台でお金のことを釈明するならいつでもすると公言してきたのです。

ところが、今になって、「司法が強制起訴しようとしているのに、国会で審議するのは間違い」・・・つまり司法が優先とか、「政治倫理委員会にはでたくない」と正反対のことを言い出しました.

どっちなんだ!

そういえば、鳩山前首相は、「お母さんからもらっていた月々1500万円の件は書類が今、検察庁に行っているので、それが帰ってきたらすぐ説明する」と国会で発言し、首相を辞めるときには「議員を引退する」と言いました.

検察庁に書類を出すときにコピーを取らなかったというのも変な話ですが、とにかく「首相」は「国会」でそのように答弁したのです.

ところが、いっこうに説明する気配もありませんし、議員もやめないと言っています.いかにも軽い首相の発言です.

もともと鳩山前首相が「言ったことをやった」という記憶はありません。つねに口からはでまかせですから、このことも当たり前と言えば当たり前ですが、

どっちなんだ!

と叫びたくなります.(あまり真面目に怒りたくもありませんが・・・)

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河村市長は、「10%減税」を第一公約に掲げて市長に当選しました。もし10%減税ができなければ「市民に甘いことをいって当選した」と言うことになるということで、「減税ができなければ、儂(わし)を伊勢湾に沈めてくれ」と言っておられました。

河村市長は当選直後から10%減税にこだわり、市議会に昨年6月、9月、11月、そして今年に入っても連続的に提案してきましたが、否決を繰り返され、彼の論理・・・言ったことは守る・・・ということでは、1)市長を辞職するか、2)議会を解散するかしか方法が無くなったのです。

ここで、マスコミは二つの論調に分かれました。

一つは、「鳩山方式」のマスコミで、「公約したと言っても議会が拒否したのだから、それで良いじゃないか」という意見、一つは「第一公約だから、市長の方が筋が通っている」というもので、名古屋のマスコミはどちらかというと前者が多かったようです.

もともと河村市長になるまで議会は減税を取り上げていませんでしたし、市長が減税を第一公約にして圧倒的多数で当選したのですから、それを市議会が市長の提案した「減税案」を拒否できるのか(市議会は市民を代表しているので)という議論をしなければなりません。

でも、そのような本質は抜きにして、マスコミは経緯(いきさつ)や、党派の争いばかりに紙面を割いていたのです.

ところが、2)の「議会を解散する」という事を目的にしたリコール署名を選管がごまかしたので、この前、万策尽きて市長は辞職し、知事選に合わせて再度、減税を公約にして立候補する構えを見せています.

(今日の報道ではリコールが復活したようです。)

「まあまあ、なあなあ」の日本ではありますが、私には小沢一郎議員より、河村たかし市長の方が筋が通っていると思います.

もっとも、小沢一郎議員が「私の政治信念はお金だ」といえば筋は通っていますが・・・・・

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ところで、日本は本来は「まあまあ、なあなあ」の国ではありません。

・・・礼ではじまり、誠をつらぬき、恩をわすれず・・・

という国だったのです.そして礼も誠も恩も、あくまでも私的なものではなく、日本社会に礼、誠、恩をつくすのが日本の武士と農民だったのです.

武士に二言はないという立派な国でした。

その意味で、小沢一郎、鳩山由紀夫さんには去っていただき、河村たかしさんは残ってもらいたいというのが私の結論です.

(平成221215日 執筆)