1988年、アメリカ上院の公聴会でハンセン博士が「温暖化で農作物に被害がでる。その原因は人間が出すCO2だ」と証言して以来、日本人は思考停止に陥り、「温暖化は怖い」と錯覚している。
白人崇拝、アメリカ崇拝が思考停止にする。
気候が温和になることは決して悪いことではないというのは、多くの人が経験的に知っているし、日本でも北海道に住む人にとっては2,3℃気温が上がると農作物も採れるようになり、冬の暖房費もずいぶん楽になるだろう.
大きな利権を狙って、環境省、国立環境研究所、NHK、東大の先生などが「温暖化の恐怖」を煽っている.環境省は縄張りと職を守るため、国立環境研究所と東大の先生は研究費を取るため、そしてNHKは「よい子」の隠れ蓑にするために、魂を売っている.
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本当は温暖化で日本はなにも被害はでない。
今年のように暑くても、それは「海水温が高い」とか「偏西風が少し北にずれた」ということで、温暖化が原因ではない.
もともと、「お風呂の原理」で分かるように、お風呂の部屋をいくら80℃にしてもお風呂の水はわかすことができない。これは水と空気では比熱(熱を抱く力)が3500倍も違うからだ。
幸い、CO2で温暖化するのは地球の空気の方だから、空気の温度が上がっても、それで海水を温めることはできない。だから、日本などのように海に囲まれている国は温暖化の影響はないのだ。
だから、日本は昔から「冷害」という言葉があっても「温害」というのが無いのだが、その証拠を一つ示したい.
これは、東京大学出版界から出ている「地表面に近い大気の科学」という本のもので近藤さんなども引用しているが、横軸が気温、縦軸がイネの作況指数(豊作度合い)である。
見てすぐ分かるように右の方に行くとイネが豊作になる.右、つまり気温が高いと豊作なのだ。
このようなデータが無くても、イネの生育値はもともと東南アジアで年間を通じて34℃ぐらいのところで育つ作物だから、日本はほぼイネの栽培では最北端に当たる。気温が高くなれば豊作になるのは当然だ。
温暖化の恐怖でお金を儲けようとしている人たちの中には日本で指導的な役割を果たしている人が多い.でもこの際、「日本人の誠実さ」に戻って、「当たり前のこと」をじっくり考えて欲しい。
多くの人が温暖化の騒ぎで元気を無くし、余計なお金を取られ、意味もない温暖化対策で時間を使い、その結果、中国に後れを取ろうとしている。
そしてこんなことをしていたら、将来は子供たちが学校を卒業しても就職先すらない悲惨な社会になってしまう.
目覚めよ!!
(平成22年9月17日 執筆)