オグリキャップの死はやはり「薬殺」だった。
中越沖地震での柏崎刈羽原発の事故は「人災」だった。
その心は・・・
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競走馬が足を骨折することはよくあることで、レース中の骨折もしばしば起こる。
極限まで「走るため」に作られたサラブレッドは過度の力があの細い足にかかるので、名馬ほど骨折の危険が高い。
そして、足を骨折した馬を生涯にわたって面倒を見るような人はいないので、普通はその場で薬殺され、時によってはそのまま馬肉となる。
オグリキャップも同様だった。
読者からのご連絡によると、サンスポや競馬新聞にはハッキリと書いてあったそうだ。NHKや大マスコミは単に「骨折で死んだ」とウソの報道をした。
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柏崎刈羽原発は中越沖地震で破損し、黒煙をもうもうと上げて火災を起こし、若干の放射線が漏れた。
NHKや大マスコミは「東京電力の安全意識」を批判し、そこに原因があると強調した。
「アサヒ芸能」はこの問題を取り上げ、「地震に対する国の基準に問題があった」という本当の原因・・・人災・・・を明らかにした。
(詳しくはこのブログに書いたことがある)
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真実を伝えることは重要である。競走馬の薬殺についても、それを正確に伝えることによって、私たちがあれほど楽しんでいる「競馬」というものが、「骨折すれば薬殺」、「勝つことができなければ、そのまま馬肉」という現実を知ることができる。
それを知ることは辛いことかも知れないが、大人ならそれを耐え、「自分たちは本当に簡単に動物を殺して良いのだろうか?」、「オグリキャップにお線香を上げて感傷的になることと、簡単に薬殺することは矛盾していないか?」ということを考える糸口になる。
それはやがて発展して、人間と動物の間のより正しい関係を作ることになるだろう。単に生物多様性とかなにかよく分からない用語を振り回す良いずっと前進的である。
原発もそうだ。
NHKや大マスコミは「国は正しい、会社は悪だ」ということで報道した。間違った報道が行われたのはNHKの先入観ではない。
国の地震基準の考え方に問題があり、東京電力はむしろそれをカバーしたのであの事故はあのくらいですんだことを知っていた。彼らは原発の地震基準の委員会を傍聴していたのだから。
でも、知っていても報道しない。なぜ、報道しないかというと「事実より、NHKがなにをどのように報道するかという決定が優先する」だからだ。
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かつて、面白いことがあった。
NHKが「リサイクル推進キャンペーン」をしていた頃である。プラスチックは「使用すると劣化する」という自然現象があるので特殊な例をのぞきリサイクルできない。
それを指摘されると「プラスチックが劣化するのは認められない。NHKがキャンペーンをしているのだから、科学もそれに従え」と言い、御用学者がそれに従った。
そしてリサイクルキャンペーンを続け、現実に燃やしているのに、それは一回も報道しなかった。
かつてスターリン時代に、「共産主義のもとで育った作物は美味しい」という結論がだされ、それに従わない学者はシベリア送りになった。
ルイセンコ事件である。
現代日本のルイセンコはNHKであり、NHKが無くならない限り日本は良くならない。
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人気馬の死とかけて、原発事故ととく、その心は、「神になったNHK」
NHKはすべてを決めることができ、ウソを報道しても良いし、「国はよい子、会社は悪い子」と決めればそれにそってニュースを流す。さらには「自然現象も俺に従え」と言う。
NHKは受信料で運営されているが、そこには神がいる。金をせびり裕福な生活をする神である。
(平成22年7月25日 執筆)