「昔は良かったけれど、最近、日本も危なくなった。多くの外国人を受け入れたことも原因しているんじゃないか?」

「そういえば、テレビを見ると「外国人らしい言葉を話していた」というとつい納得してしまう」

というような話が多い。確かに犯罪が増えてきたような気がする。

・・・・・・報道・・・・・・

朝日新聞の朝刊を調べてみると、凶悪犯や殺人についての記事1985年を基準にすると、2000年には約5倍、2002年はやや少なく約3倍、そして2003年にまた約5倍だ。(浜井浩一、芹沢一也著「犯罪不安社会」から)

そして、この後の2006年に行われた世論調査の結果では、

2年前と比較して犯罪が増えたと思いますか?」

という質問に対して、「とても増えた」と「やや増えた」と回答した人が実に90%にもなる。

・・・・・・事実・・・・・・

犯罪の事実は次のグラフを見れば、事実はすぐ分かる。この情報はネットで警察庁のデータだ。

Photo

このグラフはなかなか面白いグラフで、横軸が昭和と平成という元号になっている。日本だから元号を使うのは良いことだが、このぐらい長い時間の場合は、やはり西暦の方が便利だ。

グラフの一番、左は昭和元年だから1926年ということになる。そして右端は平成20年、つまり2008年、殺人の件数と検挙率の約80年間の変化を示している。

グラフの上の方を這うようにしているオレンジの線が「検挙率」で、最近、検挙率が下がっているのかと思ったら、このグラフではずっと95%ぐらいの検挙率で「さすが日本の警察」と感心する。もっとも本当のところはもう少し慎重に考える必要はあるが、まずはめでたい。

とろこで殺人数は10万人あたりで、グラフの説明では「比率」とあるが、おそらく「数」だろう。いずれにしても相対的に見るならこのようなグラフでも役に立つ。

グラフの左の方に谷のようななったところがあるが、これは戦争中で「殺人」といっても5年間で戦争で300万人も死んだ時代だから、殺人数も少なかった。

戦後、「3.5」だった殺人は、その後、ドンドン少なくなって、最近では「1」になっている。

素晴らしい!! 日本はこんなに安全になった。

・・・・・・なぜ?・・・・・・

朝日新聞を購読していると「近頃、物騒になった」と思う。朝日新聞をとらなければ「最近、安全になった」と思う。

もし、警察庁が公表しているデータが事実だったら、「朝日新聞を購読していると、間違える」ということになる。

何のために「新聞購読料」を払っているのだろうか? 勘違いするため? 朝日新聞の記者にお説教をされるため??

そういえば、朝日新聞の記事や社説には、「読者へのお説教」が多い。朝日新聞には、なにか宗教的な価値化があり、それを何とかして読者を洗脳しようとしている。これはこのことに限ったことではない。

私の専門分野の科学や環境などについても、「まったくのウソ」の報道が多い。人工甘味料チクロ報道、牛込柳町の鉛中毒事件、所沢ダイオキシン事件などは、その最たるもので、最初から最後までまったく根拠のない報道だった。

もちろん、リサイクル、温暖化も同じように誤報につぐ誤報で、最近では「外来種の被害」について事実に反する記事が目立つ。

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新聞はなにを読者に提供するのだろうか? 朝日新聞を信頼して購読している読者になにをサービスするのだろうか?

それはもちろん、できるだけ正しく、価値の高い情報を伝えることだと、私は錯覚してきた。でも、そうではない。すでに戦後60年も経っているので、朝日新聞のことはよく分かっている。

朝日新聞は、普通の意味でいる「新聞」ではない。特定の思想を持った宗教団体の機関誌である。でも、普通の宗教団体は誠意があるので、「宗教」を名乗っているが、朝日新聞は「隠れ宗教」である。

その宗教の基本的な教えは、

「人は時に何かに恐れることがある。そのタイミングを狙って、ウソでも何でも「恐れを増幅させる」ことをすることが大切だ。」

ということだ。

戦争前は「今にも敵が日本を襲ってくる」とあおって日本を戦争に導いたのは朝日新聞だった。

戦後、今度はガラッと変わって「戦争は怖い、平和」と言いだし、そのうち、環境問題が出てくると、「環境が破壊されている」という誤報を次々と続けた。

私は1970年代の終わりに朝日新聞に連載された「複合汚染」という小説?にビックリしたものだ。小説か科学評論家わからないような体裁をとり、中身はまったく非科学的なことだったからだ。

つまり、

農薬によって「複合的に環境が汚染される可能性がある」ということは確かである。それを研究して、汚染されないようにするのは大切なことだが、この連載はまったく違っていた。

「農薬によって複合的な汚染がおこると不安をあおれば販売部数が上がって儲かるので、それだけの理由で「すでに複合汚染が起こっている」というウソをついて、他人を説得する」

という手口だからだ(煽り利益)。

「科学的に証明することはできませんが、私はこう信じています」と他人を説得する真摯な宗教家とはまったく違う。まさにペテン師だ。

警察は朝日新聞の捜査に入った方が良いのではないか? まさか、セキュリティ会社とか鍵を製造する会社とのつながりはないと思うが、「安全になっている日本」を「危険になっている日本」と錯覚させるには何かの目的があるはずだ。

(平成22715日 執筆)