スーパーのつぶやき・・・

「製造年月日を書くとまずい。消費者が新しいものばかりを買い、古い食材が売れ残る。でも、古いからと言って値引きをするのはイヤだ。なんとか消費者をごまかす方法はないか?」

ケーキ屋さんのつぶやき・・・

「製造年月日を書くのはまずい。夏に作って冷凍し、12月23日に解凍したクリスマスケーキの仕組みがばれる。なんとかして消費者をごまかせないものだろうか?」

業界首脳のつぶやき・・・

「食品会社やスーパーで表示を決めると消費者から文句を言われる。日本人はお上に弱いからお上に決めてもらおう。政治家への陳情もしよう。付き合いのある奴はいるか。どんどんお役所に行ってくれ。」

「消費者庁、食品安全庁(これからできる)なんかは最適だ。業者の味方をしてくれる!」

政治家とお役人のつぶやき・・・

「業界や会社で決めることができるものでも、ドンドン持ってきてくれ。そうすると口利き料は取れるし、規制も出来るので、天下り先も増える」

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かくして、製造年月日を書かずに賞味期限を書くことで決着がついた。

なにしろ、賞味期限ならいつ作ったかは判らない。安く仕入れたときには長い賞味期限を付けたり、すぐ売りさばきたいものは明日までの賞味期限にすれば良い。

やりたい放題だ。

食品関係者のつぶやき・・・

「だけど、消費者もバカだな。食品表示が統一されているのが良いと言うのだから。

「統一」というのは「お役人が決める」ということだ。だから、国民のことなど考えていないのが判っていないのか。これほど、年金でも、環境でも、ダムでも、国債でも、お母さんからの贈与でも、ごまかされているのに、まだNHKに指導されて「よい子」になりたがっている。」

製造年月日、解凍年月日、賞味期限・・・食品によっていろいろな表示があり、それを見て、誠意のあるところから買うというだけの知恵が消費者にあれば、国に頼らなくても新鮮なものを買えるのに・・・

(平成22328日 執筆)