最近の4大事件(タイガーウッズ、鳩山首相、国母君、それに小宮山前東大総長)のうち、先日はタイガーウッズの不倫問題を取り上げました。この問題もかなり深みがありましたが、鳩山首相の「お母さん問題」もなかなか考えさせられるところがあります。

税金の季節・・・・・・

2月に入って名古屋市庁に行く用事があり、暗い廊下を歩いていましたら、財務局の付近を通ったときに「確定申告をお忘れ無く」という趣旨のポスターが貼ってありました。

「あれっ!」とわたしは思わず立ち止まってそのポスターを見ました。でも、やはり「税金(申告)を払うのを忘れないように」と書いてあるではありませんか!

これにはビックリしました。こんなに通信が発達し、テレビなどの報道もあるのに、名古屋市の財務局には国税庁から通達が来ていないようなのです。

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2月の国会で与謝野衆議院議員から、「お母さんから贈与されたお金の贈与税を申告しない鳩山首相は平成の脱税王だ」という指摘に対して、正式な国会の委員会で鳩山首相は、「知らなければ納税を忘れても良い。知らなければ納税しなくても良い」と答え、その横に国税庁のお役人がいたのですが、これに異論を唱えなかったのです(発言の機会はあった)。

つまり、これまでは贈与を受けた本人が「忘れずに」申告しなければならないというのが国税庁の方法でしたが、首相が「忘れても良い。それがバレた時に払えばよい」と国会で発言し、国税庁は「上司の命令(判断)だから、それに従う」という答弁をしたのです。

もちろん、憲法は法の下の平等を定めていますから、首相を逮捕したりできなくても、「税の取り方」は首相でも一国民でも同じです。

だから、あのような国会の答弁があった以上、そしてそれが数日経っても訂正されない以上、国税庁長官は「これまでの税の徴収方法を改め、忘れても良い」という通達を出しているはずです。

国税庁もそのぐらいのユーモアと仕事の余裕があれば、国民は「自分たちの税金」を払うでしょう。せっかくの良いチャンスを逃したように感じました。

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ところで、鳩山首相のお母さんの件は、いろいろな深みがあります。そのうちでも、まずは「説明」という問題から取り組んでみたいと思います。

鳩山首相は「わたしは知らなかった。それを信じてくれ」と何回も繰り返していますが、それは何の「説明」にもなっていません。

僭越ながら鳩山首相に説明の仕方を指導したいと思います。

1)  お母さんはなぜ毎月1500万円という金額を贈与したのか。毎月の収入がない人としては、かなり半端な数字であるので、この数字の意味。

2)  お母さんはなぜ銀行振り込みをしなかったのか?普通は銀行にお金を預けるもので、現金でもっているお金はやましいお金に限る。

3)  お母さんは病院か養老院に入っているが、財産管理をしている人は税務を知らないのか。

4)  お母さんは政治家の妻で政治家の母だが贈与税を知らなかったのか。

5)  所得税、消費税、贈与税、相続税をしらない社会人はいないが、お母さんはそれほどバカなのか。

6)  毎月1500万円を12億円も持ってきて一言も言わなかったのか。よほど仲が悪い親子だが、それでも12億円をあげるのか。

7)  鳩山首相ばかりではなく、政治家ではない子供にも贈与したが、そのお金はどうなっているのか。

8)  鳩山首相の方で受け取った人は不審に思わなかったのか。

9)  首相の秘書、財産管理人、税理士を、首相は訴えない理由は?

10)             秘書は政治資金についての倫理観があったのか?

11)             鳩山首相は「知らなかった」ということを具体的に証明しないといけないことを知らないのか。

12)             首相や弁護士などと話をして「いかにしたら、国民をごまかせるか」ということを決めていないことを説明しないといけない。

13)             AがBに贈与するときにはBが財産管理ができ贈与税を払うことを知っていなければならないが、それはどうか。

14)             税務署は国民に平等に税金の取り立てをしているのか。

15)             今後、国民は贈与税を支払う必要がないのか。

先回、タイガーウッズの愛人について「女性だからタイガーウッズの妻の加害者なのに、大きな顔をしている」と書きましたたが、鳩山首相のお母さんは女性であるが故にバカですまされるのでしょうか。

男女共同参画と言い、男女同権と言うなら、鳩山首相の母親は堂々とテレビなどにでて「不当な贈与」の会見をする必要があります。

第一に、これまで男女同権を強く主張してきた女性の指導者は、この際、鳩山さんのお母さんのところにいって「正々堂々、出てきてください」と言うべきでしょう。都合の悪いときには引っ込むなら女性運動は無意味だからです。

また、覚醒剤使用で女優をあれほどいじめたマスコミも、首相のお母さんの病室の前に張り込む必要があります。最低でもコメントを求めるべきです。

庶民だから徹底的に痛めつけ、首相なら加減するマスコミはあまり好きにはなれません。

でも、マスコミは徹底して弱いものいじめに徹するような気がします。女優の覚醒剤使用も社会的には悪と思いますが、首相一家の数10億円の脱税はそれより重いと思います。

弱いものいじめの社会を、正々堂々とした社会、地位の高い人ほどキチンとした社会を取り戻す絶好のチャンスです!!

母が息子に無限の愛を注いでも良い、息子が殺人犯でも母はかばっても良い、でも、その母は「美しく綺麗な心」でなければならず、心が汚れていたら母としての尊敬を集める人ではありません。

 平成22222日という2の続くおめでたい日に、こんなことを書かなければならないのはどうしたことでしょうか。わたしは民主党はすぐ解党した方が良いと思います。政治にウソはいけません。

(平成22222日 執筆)