かつては「お上」がいた。お殿様が決めることはゼッタイで,自分がある希望を保っている人は何とかしてお殿様を説得して,お殿様からご命令を受けようとする.

でも,今は「民主」主義である.民が主人であって,議員は民の「代理」に過ぎず,市長や市役所は「公僕」である.

ところが,名古屋で不名誉な,大きな事件が起こった.

河村たかし名古屋市長の公約である「市民税10%減税」のことで、市議会財政福祉委員会の正副委員長が「委員会の了承なしに、市民に対して減税に関する説明をしないように」と副市長に申し入れていたのだ!!!

な,なにっ!? 市民への説明に議会の承認がいる!??????

市民になにか説明してはいけないことがある!???!!???

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私は今,名古屋に住み,ここが好きだから,このニュースには心からガックリした。名古屋に住んでいるというプライドが大きく損なわれた.

名古屋には欠点が無いわけではない.でも,全体としては地味でしっかりした土地柄で,歴史的にも立派な土地である.

特に織田信長の時には,あの時代にとても考えられない民主的な楽市楽座なども開かれ,プライドの高い地域でもある.

名古屋市民はみんな,名古屋市を良くしたいと思っている。それを市議会議員はどう思っているのだろうか?

市議会議員は市民に選出されたからこそ,議員である。議員が市民に隠すのは,召使いが主人に大事なことを隠すことを意味する。

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このニュースは,名古屋にとって非常に大きなニュースで,毎日,新聞やテレビで報道し,名古屋市民が「このことをどのように考えなければならないか」を毎日,議論しなければならない.

どんなに形式的に民主主義であったり,代議制だったり,市長を選挙で選んでも,情報がコントロールされるなら,それは全てマボロシに化するからだ.

市議会も代議員なら,なんでこんなに非常識な申し入れをしたのか,何回も何回も名古屋の街頭で説明をする必要がある.

民主主義は真面目にやってもらいたい.

(平成211018()