民主党が,温暖化対策として1990年比,25%削減を目標とすると言った.

それなら,まず,NHKが見本を示すよう業務命令を出すべきだろう。すでにNHKは1990年比80%も増加しているから,25%削減するということは,現在を基準にして半分以下,つまり40%にするということだ.

NHKも自分が80%もCO2を増やしておいて,「明日のエコでは間に合わない」などとぼけたことを言っていないで,誠実さを取り戻して欲しい.日本人は誠が命なのだ.

CO2を削減するには活動を下げなければならないから,受信料も40%下げることができる.

CO2を削減するために税金を取るなどという飛んでもないことを言っているが,CO2を削減するということは活動を下げることだから,税金も25%下がるはずなのである。

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ここが,国民の頭が回るかどうかの勝負だ.

CO2を削減するために税金を取って官僚の活動を増やすと,それだけさらに庶民は苦しくなる.そんなことになる前に,東大の渡辺正先生のご意見を参考にしてほしい.

先生は,CO2を削減すると言うことは活動を下げることであることをデータで証明している.税金を下げれば,それだけ官庁も仕事を減らさなければならない.

この際,官庁もNHKも一度,「削減」という辛さを味わったら庶民の苦しさが判る.NHKは職を失って苦しむ視聴者を多く映しているが,一度,自分が経験すると番組も良くなるだろう。貴族に庶民のことが分かってもらっては困る。

「エコのために電気を消しましょう」などと言っているが,もともと電気代を節約するために節電ぐらいしている.節電していないのはNHKの職員と官僚,社長だけだ.

NHKも中央官庁も,一度,60%の人に退職していただき,人員40%で,再スタートを切る。そうすれば,職を失う恐怖というのがどういうものなのかわかり,「明日のエコでは・・・」などと見当外れのことを言うのを止めるだろう。

人間は悪いことをして人生を送るのは悲惨である。

(平成2197日 執筆)