私はCO2が増えても,そしてそれによって少し温暖化しても日本はそれほど大きな影響を受けないと考えている。温暖化の悪い影響が出るとしたら大陸の方が先で,それを見てからにして良いと思う。

まして大陸の国(アメリカ,ロシア,中国など)がCO2を減らそうとしていないのだから,日本だけが気張ってもあまり良いことは無い.

でも,人間の活動で気温が変わるのは問題だ.もう少し生活を見直し,「ものから心へ」と変わる必要がある.

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すこし難しい話だが,自分が「ものから心へ」の生活に変えた方が良いと考えているからと言って,「温暖化は問題だ」と言わなければならないということはない.つまり「自分の考えを通すために事実を曲げてはいけない」ということだ.

「日本は温暖化の被害は小さいと考えられる」というと,「武田さんは大量消費を支持するのか」と叱られる.でもこの二つは関係がない.私は大量消費をしなければ人生が豊にならないというのは寂しいことと思っているが,だからといって「日本は温暖化の被害が小さい」という「事実」は,私の思想とは無関係だからだ.

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ところで,温暖化は日本に危機をもたらすと考えCO2を減らそうと呼び掛けている人は多い。日本政府も,NHKも,テレビにでる識者も,そして自治体もそうだ.

その人たちはCO2を出すのがイヤなのだから,高速道路1000円に反対の声を上げなければならない.

なぜ,片方でCO2の抑制を叫び,片方で高速道路1000円を支持するのだろうか?もし高速道路1000円を支持するなら「日本にとって温暖化の被害は少ない」と言わないと矛盾する。

自分自身で気持ち悪いに相違ない.

もっとも醜い人間,それは「時と場合によって言うことがコロコロ変わる」ことだ.学生のころは左翼だったが,社会に出て保守系になるなどというのは良いが,テレビにでると「CO2を抑制しよう」といい,自分が高速道路を利用するときには1000円で走り放題が良いというのでは人格が疑われる。

不景気はとても大変だ.だから,本当は高速道路をドンドン走るのは問題だと思っていても,お金のためにジッと黙っているというのは私には誠実さが無いと感じられる。

なぜ,「温暖化脅威論」であれほど強く主張している人は,今,行われている「景気対策」に反対の声を上げないのだろうか? CO2を減らす絶好の機会なのに。

(平成21526日 執筆)