他の国はどうであれ,多くの日本人が「自由な活動」と「民主的な手続き」には賛成している.これから何100年後はまた違うかも知れないが,現在は,「自由な活動」と「民主的な手続き」に反対する人はあまりいないだろう。

なぜ,多くの人が自由な活動と民主的な手続きがよいと思っているかと言えば,「少人数の知恵」より「多くの人の知恵」の方が優れているし,もともとこの日本という国は「多くの国民」で成り立っているのであり,「少数のエリート」で構成されているのではないという事実からだろう。

日本人が日本の国の中で「自由な活動」ができ,自らの魂と誠を実現し,それぞれの人の意見が違うのだから,その調整のために「民主的な手続き」をするという二つはお互いに表裏一体である。

それぞれが自由な活動をして,民主的な手続きがなければ,戦いになるしかない.自分が正しいと考えることは曲げることができないので,手続きながなければ相手をやっつけるしかない.

でも,民主的手続きが決まっていて,かつ少数意見を尊重するという風土があれば,一人一人の人は自由な活動と魂と誠を持つことができ,そして1億2千万人の日本人がこの国土で人生を送ることができる。

自由な活動と民主的な手続きが成立するための要件は,なんと言っても「透明性」である.個人的なことを別にして,すべてが透明であれば,一人一人は自分で判断することができる.

しかし,情報がコントロールされていたり,「やっと言い訳のできる,誤解を招くような発言」などがあると,それで自由な活動は阻害される。まして現在のNHKのように故意に誤報を流すような報道機関があると,自由な活動は不可能になる.

また,「補助金」や「国債」もそうだ.「やがて国民から消費税として頂きます」と言わなければならず,太陽電池で補助金を貰う人は「私は元気で,仕事もあるのだけれど,魂がなく,他人のお金で生活したい」と言わなければならない.

魂と誠をもって人生を送って大丈夫だ.額に汗した分だけお金を貰えば生活することができる.そして病になったり不幸な人はみんなで助けることも大切だ.

社会が大きくなり「自分だけが得をしよう」と思う人が増えたが,日本全体が良くなれば,そのおこぼれは当然,自分にも来るし,自分の孫にも与えることができる.だから,心配はない。

今,日本は重要な問題が山積みだ.

家庭を崩壊させて年寄りは年金生活に切り替わった.この政策自体は時代の子であり,良い選択だったのかも知れないが,その後がいけない.社会保険庁が犯罪をやり,後期高齢者は切り捨て,「歳を取ってボケるとはなにごとか!」などといわれると,「政策担当者はそんなことも勉強していなかったのか?」と聞きたくなる。

政府が「国債を出していると,そのうち政府の借金が増えて,子孫にツケを回す」などと言ってもらっては困る.国債を出したのは政府だからだ。また,規制緩和した経済政策は間違いだったなどと懺悔して貰っても困る.政府は失政の責任をとって退陣するのが筋だ.

環境でも同じ現象が現れているが,年金,財政,そして環境,教育などあらゆる面(老人介護,義務教育の崩壊,医療の不安からはじまり,北朝鮮,軍事,サマリア沖への自衛隊の派遣,中東問題,都市作り,食糧問題,エネルギーなど)で情報が閉ざされていて,透明性とはほど遠い。

情報の透明性のない原因は複数ある。

私の身の回りで言えば,学者に対する国家からの「青虫」の提供だ。政府がなにかをやろうと思ったら,まず学者に青虫(研究費)を出す。いつも貧乏な学者はそれに群がり,ボス先生がお金を配る.かくして,政策が実施される時にはオール与党になる.「プラスチックはリサイクルできない」というぐらい当たり前のことが「プラスチックもリサイクルできる」というのに変貌する。お金の力はかなりのものである.

NHKは「事実でなくても視聴者の耳に良く響けば」ということで「シロクマが熱くて死ぬ」とか「ツバルが温暖化で沈んでいる」という類のウソを連発する。

お金に目がくらんだ社会は,情報の透明性を失わせる。やはり社会も経済も政治も「誠」だけが頼りであり,個人は「魂」が必要だ.

自由な活動と民主主義の手続きをするには,日本人一人一人が「大人」にならなければならないし,その第一条件が「情報の透明化」,そして付随的には「アメリカはこうだ,ヨーロッパがどうだ」と言えば,その善悪を判断せずに追従してはいけないという制限である.

個人への優しさは必要だが,悪に対して「かばう」ことは「配慮」ではない.中川前財務大臣の国際会議の酒乱について,NHKは約半日,報道を遅らせた.NHKの記者が中川前大臣と一緒に酒を飲んだのが原因かも知れないが,悪い仕事をした大臣をかばうのは「優しさ」ではない.正直な人に優しくなければならず,犯罪人に優しいのは二の次である.

でも,私たちには武器がある.それはNHKの受信率を払わず,ネットや信頼できて自由に選択できる放送局や新聞を自分で選ぶことだ.ネットの情報は玉石混合だが,正しいことを含んでいる。そして,民放やお金を払って視聴するテレビ局は透明化された情報を流すマスコミを選べばよいからだ。

私は自分が知った事実はそのまま書く。温暖化についての日本政府と経団連の密約についても書いた。そろそろ政府や経団連自身が「愛国心」を発揮してどんなことがあったのか,自ら明らかにして欲しい。愛国心の無い人と一緒に日本にいたくない.

私は誇りの持てる日本に住みたい。日本を愛し,日本に誇りを持ち,自信を持って日本で仕事をしたい.日本人が額に汗をかき,補助金に頼らず,みんなで一所懸命やればゼッタイに日本は大丈夫だという確信を持ちたい。

そのために今後も活動を続けたいと思う。

(平成21510日 執筆)