北極海の氷が面白くなってきた。コロラド大学などの定期的な観測では,下の図に示したように今年(青い線)は,北極海の氷が一番少なかった2007年(点線)と,北極海の氷の面積を観測し始めた1979年からの平均値(黒い実線)の間をふらふらしていたが,4月に入って,平均値を突破する勢いだ。

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このまままっすぐに行けば5月には平均値を突破するかも知れないし,全体としてはやや気温が上がっているので,減少に転じるかも知れない.

ただ,このような「瞬間的で狭い地域での気温変化」は「地球温暖化」というような長期的でグローバルな現象とは直接は関係にないことも知っておく必要がある.

つまり,あまり「温暖化は怖い」とかいうような社会的なことと直接,結びつけず,科学的興味で氷の状態を見たいと思う。

(平成21430日 執筆)