2009年4月16日,テレビや新聞はベスト電器が障害者のために割引になっている郵便料金を悪用して,儲けていたという事件を報じていた.

これから裁判になるだろうから,紆余曲折はあると思うが,私に言わせれば「商売人は日本人の誠が無いのだな」という感じがする.そんなことを言うと,真面目に働いている商売の人は怒るだろうが,そう思われても仕方がない。

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私自身は,「ベスト電器が不正」という報道を聞いて,最初はビックリした.「あの(大きな)ベスト電器が?!」という感じだった.

言い訳はあるだろうが,障害者のための割引というのは,社会全体でいろいろな面で障害者を支援しようとしている一つだ.税金も,ボランティア活動も,駅のエレベーターもみんな,お互いに助け合おうということで日本人の心は一つになっていなければならない.

それを踏みにじるのだから,ベスト電器の従業員の人には悪いけれど,私は今後はベスト電器で買う気はしない.特に小売業は直接,消費者に接している。そして消費者にはさまざまな人がいる.障害者だからどうでもよいというところからは買いたくない。

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ところで,このニュースをNHKが報じていたのは少し違和感があった.NHKはこのところ誤報を続けているが,おそらく誤報の目的は「自分の儲け」のはずである.

自分のもうけのために誠意を踏みにじったり,法律(放送法)に違反するのは,日本人の誠に反する。警察が,ベスト電器を逮捕してNHKを逮捕しない理由はわからないが,とにかく誠意に悖るNHKが誠意に悖るベスト電気の犯罪を報じているのは,なにか違和感があった.

報道は誠意に悖っても罰せられないが,小売りは罰せられるのだろうか? それとも今日の私はなにか気分が悪いのかな?

(平成21417日 執筆)