私は日本の環境,そして将来は次のことが大切と考えています。

イ) 日本の環境はすでに素晴らしい

ロ) 大量生産が環境を破壊したのではない

ハ) 日本のおじいさんは日本の孫を守る

ニ) 家庭の倫理を社会に持ち込むな

ホ) 持続性とは「節約」ではなく「活力」である.

ヘ) 人間の力を信じることが持続性

ト) 偉い人は税金を狙うな.

わたしがなぜ,そう思っているのか、書く時間がとれるか心配ですが,すこしずつ書いてみたいと思います。

今から40年ほど前まで,日本の環境はそれは酷いものでした.水俣病や四日市ぜんそく、そしてそれほどの被害を受けなくても,息を吸えば咳き込み、水道を飲めば臭いというほどだったのですから,「環境は悪かった」のです.

でも,今はそうではありません.

空気も,水も,食品も,都市も,地方も・・・自分たちが好んで造ったビルや舗装,新幹線などが良いかどうかは別にして,全体としては素晴らしい国土です。

このような美しく住みやすい国土になったのですから,政府や国土交通省,そして環境省は正しい政治をしたのでしょう。

でも,1990年からの環境問題は「火のないところに煙」の類で,リサイクルをしてもいないのにペッとボトルやプラスチックをリサイクルしたり,紙のリサイクルで大規模偽装をしたりして碌なことはありません.

その一方では,カネミ油症事件,アスベスト障害,そして非加熱製剤エイズ事件などの被害者の救済は遅れています。

大規模なものは大きな社会問題になりますので,それなりに補償されていますが,カネミ油症のように被害者が少なく力が弱いような場合、何も責任の無い人が一生,苦しんでいて,それを日本国民は知らない顔をしているのですから,何とかしなければなりません。

もし,現代の日本に環境問題があるなら,「加害者も故意ではなかったけれど,結果として被害を被った人」がおられることであり,その救済ができていないことでしょう。

もし,もうひとつの環境問題があるなら,それは「日本の森林が傷み、一年に数10万匹の犬や猫がCO2を使って(酸素がないので)窒息死されて処分されている」ということでしょう.

もし,さらに環境問題があるなら,それは「穀類自給率が27%しか無く、人工的な空間にすむ人や動物がまともな代謝ができないし,将来の不安がある」ということでしょう.

もちろん、リサイクル,ダイオキシン、温暖化などでは無いと私は思うのです。

(平成21126日 執筆)