今回のアメリカの金融破綻で日本が大きく揺れた原因の一つが、日本人は「勤勉」で「エコ」であることによる.

つまり,現在の世界のレベルと比較すると、日本の「技術力、産業構造,勤勉さ」と「節約精神」から,日本人はついつい自分が使うお金より,稼ぐお金が多くなる。

「内需拡大」とは,余ったお金を「個人個人」が「日本の国内で」使うことを指しているが、それは,もっともっとものを買うことだ。

たとえば,アメリカと比較すると,日本はちょうど,倍程度のエネルギーを使わなければならないから,そうなると、冷暖房はほぼつけっぱなし、電灯もつけっぱなし,できるだけ車を使わなければならない.

「内需拡大」とはそういうことだ.

もちろん、自動車を頻繁に買い換えたり、ペットボトルをどんどん使い捨てるなどもお勧めだ。 さらに週末は家族で遠くの温泉に行く。 そうすると,自動車と高速道路が傷み、ガソリンを使い、温泉宿の冷暖房や電気、それにお風呂の動力などをふんだんに消費することができる.

内需拡大とCO2削減は全く違う。 同時にこの二つを言うことができる人は,「心にもないことを平気で口にできる」という性質の人に限定される.

そして,矛盾したことは失敗する。だから無駄な努力を重ねることになるから賛成できない.

私の考えはというと,人口を自然減に任せ、内需はこのままにして日本の節約文化を守り、人口減少分だけ生活を充実させていくという考え方だ.

そして,内需も,これまでのように自動車やテレビにあまり偏ることなく、都市に牧場を作ったり、地方の人が楽に移動できるような,これまでと全く別の「内需」を創造していくことを期待している.

でも,このような力が生まれるには,未来に明るい像を描くことができるのが前提だから,今の延長線上だけを考えて,暗い気分の日本を変えなければならないだろう。

(平成21116日 執筆)