オバマ次期米大統領は8日、経済政策についてふれ,"I don't believe it's too late to change course, but it will be if we don't take dramatic action as soon as possible,"(手遅れではないが,直ぐ思い切った政策が必要だ)と述べた.
オバマ氏の政策の中心は,約3000億ドルの減税と公共投資で、「橋や道路建設、省エネ化のための政府ビル改修などのほか教育、環境やエネルギーなどへの公共投資」であるとした.
アメリカでは,この提案があまり具体的ではないということで,株式市場、政治家などの反応はもうひとつのようだ(外電).
(注)
この報道は,日本時間1月9日朝、NHKで次のように報道されたものを演説原文をチェックすることによって訂正する意味を持つ。
NHKは朝のニュースで,オバマ氏は「太陽光や風力を使った発電」を強調したとして,画像ではトップに風力発電を出した.減税,橋や道路などへの公共投資など,オバマ氏が強調したところは,全く触れなかった.
1月9日の朝、東京12チャンネルではオバマ氏の演説をほぼそのまま忠実に報道し、その解説を行って,太陽光や風力についてはまったく触れなかった.
NHK報道の目的は,現在、日本政府が太陽光発電や風力発電に税金を出そうとする政策を補強,あるいはNHK独自の主張を展開するために,報道を歪曲したものと考えられる。
一度、NHKのような公共放送が,ある意図を持って間違った報道をすると,その次から、報道自体を信じることができなくなるし,毎日,間違った報道に接していると,どうしても自分の判断を間違うし,平衡感覚を失う。
池田先生によると,「温暖化」ということを知っている人は,日本人が94%,アメリカ人46%,そしてアジアの諸国の人などはほとんど知らないと言われていた.日本人はNHKによって世界の孤児になる恐れが強い。
(平成21年1月9日 執筆)