問い「日本でペットボトルのリサイクルを始めて,大量消費の傾向が無くなりましたか?」

答え「いえ,反対に年間15万トンが55万トンになりました」

問い「ペットボトルのリサイクルをしてどのぐらいのペットボトルを作りましたか?」

答え「1万トンぐらいですから,50本に1本ぐらいはペットボトルになりました」

問い「ペットボトルのリサイクルにどのぐらいの資源を使いましたか?」

答え「20万トンのペットボトルを回収するのに,20万トンか140万トンに相当する石油を使いました.ペットボトルからペットボトルにするには何倍かの石油を使いますから,リサイクルの本来の意味から言えば,ボトルになっているのはゼロと言えるでしょう.」

問い「ペットボトルをリサイクルするのにどのぐらい税金を使っていますか?」

答え「回収だけですが,自治体が一年に500億円程度使っています」

問い「回収に払っている税金はキログラムでどのぐらいになっていますか」

答え「400円ほどです」

問い「それをいくらぐらいで業者に渡しているのですか?」

答え「30円ぐらいです」

問い「何で,かかった費用より安く売れるのですか?」

答え「市民の税金ですから,自治体の人が自分の財布から払うのではないからです」

問い「自治体で生ゴミと一緒に焼却するといくらぐらい使うのですか?」

答え「40円ぐらいです.」

問い「それでは残りの税金は誰がもらっているのですか?」

答え「日本には天下り団体がありますので,そこがとります.」

問い「日本のプラスチックの総量はどのぐらいですか?」

答え「1400万トンぐらいです.」

問い「リサイクルを初めてプラスチックの消費量は減りましたか?」

答え「生産が1400万トン,輸出300万トン,国内で生産した物を国内で消費した物が1100万トン,そのほかに輸入品や製品輸入がありますが,変わっていません」

問い「なぜ,減らないのですか?」

答え「ペットボトルはプラスチックの全体の1%ぐらいなので,全部,リサイクルして,もしそれだけ石油が節約できたとしても,消費量は減りません.量が違うのです」

問い「それでは日本人はなぜペットボトルのリサイクルをしているのですか?」

答え「お役所の天下りと,定年で退職した人の仕事を作るためです.」

問い「そんなことで,国民の皆さんが分別したり,リサイクルに出したりしているのですか?」

答え「ええ」

問い「理解できませんが」

答え「リサイクルをしないと村八分に遭うので」

問い「日本のような科学が進み,ノーベル賞を多くもらっている国が,村八分ですか?」

答え「ノーベル賞は一部の人で,ペットボトルのリサイクルに異議を挟んだりすると,大変な攻撃を受けます」

問い「でも,事実なんでしょう?」

答え「今の日本は事実を言ってはいけないことになっているのです.ウソをついて儲けている人が多いので.お恥ずかしいのですが」

(平成20年12月17日執筆)