暑苦しい日が続く。オリンピックはさわやかな話題を提供してくれるけれど、肝心な生活の方は、社会が発展しているのに何かギクシャクしている。

格差は広がる。メタボは文句を言われ、後期高齢者で死ねと言われる。何とも暑い。

 暑い・・・温暖化しているのか、都市化なのか議論だけは活発だが、いっこうに、涼しくならない。いったい、政府は涼しくするような政策を進めているのだろうか?

 政府は産業界と「密約」を結んだ。その内容は「日本政府は産業界に二酸化炭素の削減を求めない。国民だけに求める」というものだ。

 2008814日、日経新聞には「家庭もCO2削減に責任」という記事を書いて、経団連が新しいCO2削減プログラムに入ることを報じていた。

 でも、国民に対する完全な裏切りではないか?

 政府も産業界も、そして新聞も、この密約を知っている。これまで、クールビズだの、レジ袋だのといって国民にCO2削減を呼びかけてきた。それはクールビズもレジ袋も経済を停滞させず、従ってCO2を削減できないからだ。

 その尻馬にのる専門家もいる。

国民の中には密約の存在を知らずに、「政府も産業界もマスメディアも、心を合わせてCO2削減をしているのだろう」とばかりおもい、暑さに耐えて冷房温度を28℃に設定している人もいる。

 でも、政府も産業界もマスメディアも、「CO2は削減しない。するのは国民だけ」と密約をしているのだから、やる気はない。だから本来、相反する政策である「経済成長政策」と「CO2削減政策」が矛盾しないのだ。

 つまり、普通なら経済成長をすればCO2は増える。だからアメリカ、中国、インドが京都議定書に参加していない理由である。

 ところが奥の手があった。それが「国民には呼びかけるが、具体的にCO2を削減できる産業界にはCO2削減を求めない」というものだ。それなら、「努力はしているが、結果がでない」という言い訳ができる。

 クールビズやレジ袋追放をやるが、それはCO2の削減にならず、経済発展を阻害しないからだ。アメリカは膨大なCO2を出しているが、昔からほぼクールビズだ。

 政府や産業界が、「心」=「口」=「行い」なら、温暖化は危険ではなく、経済の停滞こそが危険と心で起こっているから、CO2を削減しないという行いに出るのだろう。

 ここに記載したことは、ホームページ情報だが、実に大きいことだ。民主主義、自由経済の根幹を揺るがす。

(平成20814日 執筆)