環境問題は一つもない。それを一つ一つ、明確にしたい。第二回は「ダイオキシン」と「食品添加物」だ。つまり「毒物」の問題をハッキリさせる。

 

 昔、人工甘味料チクロが発ガン性があるということで禁止になった。でもこれは間違いだった。訂正報道が正式に出ている。人工甘味料が禁止になったことでメタボリック症候群になった人が多いだろう。訴訟を起こしてもらいたい気分だ。

 

 昔、農薬の被害を「複合汚染」という表現で社会にセンセーショナルな訴えをした人がいた。「ヨーロッパの10倍を使っているので、近いうちに「人類が破滅の淵に陥る」」と警告したが、その時に予想された被害はその後30年を経てまったく出ていない。

 

 農薬の使用制限で苦しんだ農家の方、農業を止めなくならなかった方・・・日本の食糧自給率は39%になり、外国産の食料の毒物で苦しむ。

 

 最近、「環境ホルモンでオスがメスになる」と言った学者がいた。この学者は最初の発表の時に新聞記者を呼んだ。普通なら、学会というものは、最初は地味な発表をして徐々に認められて行くものだ。

 

今ではそのデータの多くが間違いであることが判っているが、当然と思う。

 

 環境ホルモンの間違いは今の「ホッキョクグマ」と似ている。ホッキョクグマが温暖化で打撃を受けているというが、そのようなグループは全体の16%で、返って増えているグループはほぼ同数だ。だけれど、全体を観測せず、自分の意図通りのものだけを観測するとそうなる。

 

 自然は複雑だから、観測は予断を持たず、結果は慎重にしなければならない。

 

 ダイオキシンは日常生活で注意しなければならないような毒物ではない。たき火でも発生するのに日本中一人も患者さんがいないことでもう十分に実証されている。「存在して患者さんがいない」というのは注意すべき毒物ではないという定義と等しい。

 

 ダイオキシン報道で所沢の人たちやその他の多くの人たちは、いわれなき被害を受けた。そして日本のお母さんは母乳をやらず、母乳を吸うことができるという子供の権利も奪われた。

 

 ダイオキシンで自分は大丈夫でも子供が、と心配する女性の方もいる。というより、女性のうちの多くの人はダイオキシンが子孫に影響を及ぼすと錯覚している。でも、昔からダイオキシンは今の4分の3はある。だから、子孫へ影響するなら、その子孫こそが私たちだ。(私たちが変と言えば変かも知れないが・・・)

 

 食品添加物、農薬、環境ホルモン、ダイオキシン、そして鉛・・・全部、毒物でもないものを毒物に仕立てて、それぞれ本来の毒性と違う犠牲者を出した。

 

 一方で、今でもPCBの被害で苦しんでいる人たちがいる。その人たちの障害の原因が何かを追求するより、一刻も早く救済しなければならない。救済には原因を特定する必要はない。現にPCBを食べて苦しんでいるのだから。

 

 私たちは幻想を攻撃しても意味はない。現在の日本の毒物でもっとも危険なのは輸入食品であることは間違いない。現に、食品の犠牲者は後を絶たないのに、食品添加物の犠牲者は戦後、ズルチンをそのまま食べた家族だけである。

 

 添加物はない方が良い。農薬は使わない方が良い。でも、輸入食品より国内産の食品に食品添加物と農薬が使われていた方がずっと安全である。現在、日本で使われている食品添加物はほとんどが天然品だ。

 

 怯えるのは止めよう。危険を煽るのも止めよう! 有害物質で障害になる人は事故のようなことが無い限り、今後もほとんど可能性が少ないからだ。

 

(平成20520日 執筆)